ブックタイトルTSUMURA_CSR_2013

ページ
29/60

このページは TSUMURA_CSR_2013 の電子ブックに掲載されている29ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

TSUMURA_CSR_2013

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

TSUMURA_CSR_2013

漢方・生薬事業Ⅱ「教科書」と「漢方外来」で学ぶ漢方医学漢方医学の普及のための施策を開始した当時、統一された漢方医学の教科書が存在していなかったことから、日本東洋医学会の医師や大学関係者を中心に教科書づくりが行われ、2002年度に完成しました。現在では、さらに診療科ごと(外科・皮膚科・呼吸器科・心身医学・ペインクリニックなど)に、科学的根拠に基づいた医療(EBM:Evidence-BasedMedicine)に即した漢方医学の教材が出されています。漢方医学の普及には、教室での講義だけではなく、医学生が漢方診療を直接学ぶ場が必要となります。大学医学部・医科大学には附属の大学病院が併設されており、大学病院に設置されている「漢方外来」において臨床実習充実のための支援活動を行っています。「漢方外来」は、漢方治療を希望する患者様を受け入れるとともに、医学生が実際の医療現場で漢方診療を学習する場になっています。漢方医学の教材例事業概要漢方とは漢方・生薬事業医師対象の「漢方医学セミナー」臨床の場で活躍されている医師の多くは、学生時代に漢方医学を学ぶ機会がほとんどありませんでした。そこで、漢方医学をはじめて学ぶ医師を対象とした「入門セミナー」、入門セミナーを受講した医師がさらにレベルアップを図る「ステップアップセミナー」を開催し、多くの医師の皆様に漢方医学を学ぶ機会を提供しています。これまで、入門セミナーに約3万7千名、ステップアップセミナーに約1万6千名の方々が参加されました。また、女性専門外来を担当されている女性医師を育薬の推進医療用漢方製剤を処方しない医師があげる一番の理由は漢方製剤には科学的根拠がないというものでした。そこで、近年の疾病構造を見据え、医療ニーズの高い領域において新薬治療で難渋している疾患で、医療用漢方製剤が特異的に効果を発揮する疾患に的を絞り、エビデンス(科学的根拠)を確立することを「育薬」と名付けました。全129処方の中からダイケンチュウトウリックンシトウヨクカンサンゴシャジンキガンハンゲシャシントウ大建中湯、六君子湯、抑肝散、牛車腎気丸、半夏瀉心湯の5つを育薬処方としてエビデンス構築に向けた基礎・臨床研究を推進しています。さらに従来の「育薬5処方を中心とした基礎・臨床的エビデンスの確立」に加え「副作用発現頻度調査や相互作用といった安全対象とした「漢方医学セミナー」も開催しています。同じ医薬品でもその効果に男女差(性差)があることが明らかになりつつあり、性差医療が注目されています。医療現場でも、女性のための診療体制を組み入れようとする動きがあり、女性専門外来を開設する施設が増えています。漢方製剤は、女性特有の疾患にもきめ細かく対応できるとして、医療現場から広く期待が寄せられており、「女性外来担当医師のための漢方医学セミナー」へ多くの医師に参加いただいています。性データの構築」、「育薬5処方他の主要成分レベルでのADME(薬物動態)※の解明」の3つを柱とし、育薬処方を中心としながら、使用頻度が広がりつつある他処方でも研究体制を整えました。また、2013年度から、国内外での医療用漢方製剤の基礎・臨床研究および米国における開発をより一層推進することを目的として、育薬企画部、領域推進部、製品情報部、国際開発部およびツムラ研究所からなる新組織として「製品戦略本部」を設立しました。※ADME(薬物動態):生体に薬物を投与した後に体内でどのような動態を示すかをみるための試験。ADMEとは、吸収(Absorption)、分布(Distribution)、代謝(Metabolism)、排泄(Excretion)の略語人的資本政策環境資本政策コーポレート・ガバナンスコーポレートレポート2013 28