ブックタイトルTSUMURA_CSR_2013

ページ
31/60

このページは TSUMURA_CSR_2013 の電子ブックに掲載されている31ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

TSUMURA_CSR_2013

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

TSUMURA_CSR_2013

漢方・生薬事業ヨクカンサン抑肝散■対象疾患・症状認知症の行動・心理症状(BPSD)※※BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia(興奮、焦燥感、睡眠障害などの神経症状)■売上高(百万円)7,0006,0005,0004,0003,0002,0001,00002005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012(年度)抑肝散は、認知症の行動・心理症状(BPSD)の興奮、幻覚、妄想、睡眠障害などに対して使用されており、三大認知症であるアルツハイマー型、血管性、レビー小体型のいずれの認知症でもその効果が認められています。最近、研究結果を統合したメタ解析(HUMAN PSYCHOPHARMACOLOGY誌2013年)が報告され、着替え、食事、排泄などの日常生活の基本動作(ADL※)を低下させないことも明らかになりました。作用メカニズムとして、神経を興奮させる脳内のグルタミン酸を調整する作用も解明され、認知症のBPSD以外にも興奮(グルタミン酸の異常)をともなう精神・神経疾患への応用もされています。2013年5月に、治療抵抗性の統合失調症の患者様を対象としたプラセボ対照多施設二重盲検群間比較試験の結果が、米国生物学的精神医学会議(SOBP※)で公表され、緊張や衝動性などの症状に効果が認められ注目されました。また、高齢の患者様にも安心して服用いただくために、2012年10月から副作用発現頻度調査を実施しており、2013年度末に終了予定です。※メタ解析:複数のランダム化比較試験の結果を統合し、より高い見地から分析すること、またはそのための手法や統計解析のこと。メタ分析、メタアナリシス(metaanalysis)ともいう。メタ解析は、根拠に基づいた医療において、最も質の高い根拠とされる※ADL:Activities of Daily Living※SOBP:Society of Biological Psychiatry※ゴシャジンキガン牛車腎気丸■対象疾患・症状抗がん剤等による末梢神経障害(しびれ等)■売上高(百万円)4,0003,0002,0001,00002009 2010 2011 2012(年度)ハンゲシャシントウ半夏瀉心湯■対象疾患・症状抗がん剤等による粘膜障害(下痢・口内炎)■売上高(百万円)1,2501,00075050025002009 2010 2011 2012(年度)牛車腎気丸は、抗がん剤投与にともなう末梢神経障害(しびれ・痛み・冷感)に対し、半夏瀉心湯は、化学療法(抗がん剤投与)や放射線療法にともなう消化管粘膜障害(下痢・口内炎)の軽減を目的に研究が進められています。また、他の育薬処方である六君子湯では抗がん剤投与による悪心や食欲不振、抑肝散はモルヒネ投与や手術直後のせん妄など、がん領域におけるエビデンス構築に向けて多くの基礎・臨床研究が実施されています。2012年度には、がん領域の漢方の最新エビデンスを通じて、患者様に正しい漢方治療を行っていただけるよう、厚生労働科学研究第3次対がん総合戦略研究事業「がん治療の副作用軽減およびがん患者のQOL※向上のための漢方薬の臨床応用とその作用機構の解明」研究班(研究代表者:上園保仁)との共催で、がん治療の専門医を対象とした漢方キャラバンセミナーを全国5ヵ所計7回実施し、366名の医師に参加いただきました。また、これからのがん治療のキーワードは「チーム医療」といわれおり、2013年度も医師、薬剤師、看護師対象の漢方キャラバンセミナーを研究班と共催で継続していきます。※QOL:Quality of Life(生活の質)事業概要漢方とは漢方・生薬事業人的資本政策環境資本政策コーポレート・ガバナンスコーポレートレポート2013 30