ブックタイトルTSUMURA_CSR_2013

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TSUMURA_CSR_2013

人的資本政策生薬栽培を通じて原料生薬の栽培を通じて、事業への価値だけでなく、社会への価値も創出しています。事業概要高齢者から若い世代へ伝承される技術日本の生薬生産地ヒューマンライフ土佐高知県越知町の農事組合法人「ヒューマンライフ土佐」は、漢方薬の原料となる生薬の栽培を通じて25年以上お付き合いのある国内の契約栽培主要拠点のひとつです。ヨクカンサンサイコ主に抑肝散の原料となる柴胡を生産しています。生薬の栽培・収穫から加工、販売までを手がけており、近年重視されている生産、加工、販売を一元的に実施し、3つの産業の利益を得る「6次産業」※の先駆けとなる経営モデルを実践しています。ヒューマンライフ土佐をはじめとする契約栽培団体に対しては、当社との契約栽培で収穫した生薬の全量買取りを行っています。また、収量を上げれば収入も増えるなど生産者の安定収益につながります。生薬の栽培は医薬品の原料としての基準を満たすなどの条件をクリアし、一度軌道にのれば、品種により日常の作業は相対的に軽く、高齢者でも参画できます。収益が安定するということから若者の農業従事者が増え、高齢者が農業技術を伝承するという一次産業本来の事業継続サイクルが再開しています。これは、耕作放棄地※の拡大防止への貢献にもつながります。さらに、当社が高知県、越知町、ヒューマンライフ土佐とパートナーズ協定を締結した「土佐ツムラの森」では、森林再生事業や地域交流を行っています。この活動は、地域活性化の輪をさらに広げることに貢献できるものと考えています。※6次産業:1次産業(農業)、2次産業(加工業)、3次産業(流通・販売業)の3つの要素をすべて備えた産業※耕作放棄地:過去1年以上作付けされておらず、今後も作付けの予定がない農地。耕作放棄地の増大は、農地の荒廃だけでなく、地域経済の停滞や周辺の営農・生活環境の悪化にも影響をおよぼすサンショウ山椒の収穫選別作業生薬栽培で地域活性化を進めたい漢方とは漢方・生薬事業人的資本政策環境資本政策コーポレート・ガバナンス生薬生産農家山本直人さん父の急死を受けて、2012年4月妻子を連れて町に帰り、専業農家として再出発しました。父がサンショウ残してくれた300本の山椒の木は、傾斜地の畑で栽培しています。傾斜地には機械を入れることができないので山椒栽培が適しています。覚えることは多いですが、早く父の収量を上回りたいと考えています。生薬は、買い取り価格が安定しており、努力して収量を上げれば収入も増えます。高齢者でも栽培しやすいので、今後も生薬の栽培面積を増やしていきたいと考えています。漢方薬の原料である生薬を栽培していることで、健康に対し貢献していると考えられ、やりがいを感じます。私は、ヒューマンライフ土佐では若手となりますが、諸先輩から生薬栽培のさまざまな技術を受け継いで、組合全員で豊かな地域にしていきたいと思っています。コーポレートレポート2013 40