ブックタイトルTSUMURA_CSR_2013

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TSUMURA_CSR_2013

人的資本政策事業概要吉澤そういう土地での原料生薬の調達は、生薬の生育環境についても敏感にならざるを得ないですよね。生育環境のさまざまな変化が、野生生薬に影響を与えることもありますから。栽培している生薬でも、環境が変化すれば収穫量の減少や品質の変化を招いてしまいます。能勢実際、ここ数年現地でも生薬調達を取り巻く環境の変化を耳にするようになりました。当社が行っている技術指導や農薬の使用に対するルール遵守の徹底は、生薬の品質を高めたり維持したりするにとどまらず、生薬調達を取り巻く環境そのものを守る、環境保全を意識した持続可能な農業という考え方そのものを導入しているという面もあると思います。中国農村部の発展のスピードは目覚ましいものがあって、2、3年で村の様子が大きく改善することもよくあります。その中で、持続可能な農業についての理解や共感を得ながら調達を進めることは、当社が地域に対してできる貢献のひとつだと考えて取り組んでいます。安定した農業経営に貢献する契約栽培吉澤持続可能な農業という意味では、日本国内での生薬調達もかなり注目されています。当社は1960年代に日本での契約栽培をスタートしていますが、これまでは国内で生薬が栽培されていることは、あまり知られていませんでした。それが、ここ数年間で大きな変化を感じます。能勢少し前までは漢方薬自体が身近なものではなく、その原料に至っては中国から輸入するものという印象が強く、生産者の方々も行政関係の方々も、生薬栽培には関心がない人が多かったように思います。生薬調達部調達二課吉澤桂子吉澤以前は、農協などの生産団体を通じて「生薬栽培説明会を開催するのでご出席ください」と告知しても、それほど反応が良くなかったです。それが、最近は特に告知しなくても大勢の方が私たちの話を聞きに来てくださいますし、色々な地域から開催希望が来ています。生薬栽培が新しい産業として地域社会から支持されているという実感があります。能勢漢方薬に対する関心が世の中で高まっていることが関係しているのでしょう。それに、契約栽培を実践することで、生産団体や生産者の方々と信頼関係をつくるという当社の方針が、浸透しはじめているのかもしれません。吉澤市場動向による価格の変動が大きいと、生漢方とは漢方・生薬事業人的資本政策環境資本政策コーポレート・ガバナンスコーポレートレポート2013 44