ツムラグループ コーポレートレポート 2015
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社外役員からのメッセージツムラの社外取締役に就任して3年が経ちました。この間、コーポレート・ガバナンスをめぐる環境は制度的にも大きく変化しましたが、これらの変化に的確に対応してきました。事業面での強みは、医療用漢方製剤という他に類のない事業形態にあると思いますが、このことは、事業の高い専門性故、他社との比較可能性が低くなるという点では変化への対応が遅れる原因となりえます。事業環境の変化によって、内部統制についても、これまで有効だったものが機能しなくなる可能性があります。これからも環境変化に内部統制面でも対応していく上での鍵は、内部統制組織を運用する「人」であると思います。「自然と健康を科学する」という経営理念を共有していることは、組織面での大きな強みです。ツムラの将来性に大いに期待しています。ツムラは、大胆な経営体制の革新に取り組んでいます。経営効率をさらに高めるための業務執行体制の強化と、取締役の半数を社外独立役員とし、ガバナンス強化の姿勢を明確にしました。これは、ツムラの漢方事業を将来に向けて益々飛躍成長させるため、さらに多くの皆様からご賛同、ご支援をいただくためです。そして、私は、社外役員として、次の3つの視点を大切に考え、取り組みます。(1)ツムラの経営理念、企業使命の遂行にぶれはないか、(2)マネジメントは、企業価値の向上に貢献しているか、(3)その有形、無形の成果と成長を、株主の皆様、社員や多くのステークホルダーの方々と公平に分かち合えているか、です。ツムラの大きい目標に向かって、社員の皆さんと一丸となって、厳しい経営環境に挑戦します。ツムラにとって新しいガバナンス体制となる今年度より社外取締役に就任いたしました。私の役割は企業価値の向上を念頭に「社外からの視点」で、積極的に質問や提案に努めることだと考えております。その対話プロセスの中で、ツムラの皆さんが自社使命の達成についてより深く広く考え、行動し、結果的にすべてのステークホルダーにとって価値を創出し続ける組織となることが目標とも言えます。初年度としてまずは業績指標の監督や経営陣との接触だけでなく、現場で社員と対話することなども含め企業全体を理解し、これまで長年国内外で組織のグローバル化と人材マネジメントに取り組んできた私自身の経験も活かして、実践的な立場から質問や提言をし、ツムラのさらなる成長に貢献してまいる所存です。取締役 松井 憲一取締役 増田 弥生社外取締役取締役 杉本 茂コーポレートレポート 20159

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