ツムラグループ コーポレートレポート 2015
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現在、北海道の生産品目は川センキュウ芎・蘇 ソ ヨウ葉・当トウ キ 帰・附ブシ子など数種類あり、年間約700tを生産しています。将来的には北海道全域で栽培面積約1,000ha、生産量約2,000tに拡大する計画です。2015年9月、機能強化のため倉庫・製造棟・事務棟を増設しました。倉庫の保管能力は1,000t増加し、これまでの2倍になる他、生薬の選別を実施します。現在石岡センターで行っている選別を夕張ツムラで実施することで、品質改善指導が迅速にできます。今後、全数検品の効率化(自動化)とレベルアップを推進し、稼働率向上とコストダウンを目指します。また、確立した技術を国内外の生産拠点にも展開できるよう進めていきます。北海道における薬用作物の栽培から生薬への調製加工・選別加工までの一貫した生産拠点● 北海道生産品目の調達および生産団体の管理● 自社管理圃場での大規模栽培● 北海道生産品目の全数検品の実施● 北海道生産品目の保管夕張ツムラの機能と位置付けツムラグループが実施する主要拠点における栽培契約は、農林水産省が推進する6次産業化を見据え、原料生薬の栽培・収穫だけではなく、加工・販売を含めた一元的な内容で締結をしています。これにより生産者は3つの産業の利益を得る6次産業の経営モデルを実践しています。また、ツムラ生薬GACPで管理する基準・規則に則り生薬栽培を実施することで、医薬品の原料としての条件を満たし、安全な生薬を安定確保しています。 特集2では、原料生薬の安定調達を通じた社会と企業の利益を両立する活動を紹介します。夕張における取り組みツムラCSR ~社会と企業の共通価値創造を目指して~漢方製剤の需要増加にともない、原料となる生薬も多くの調達量が求められており、国内外での生薬栽培地の拡大、保管倉庫の増設を進めています。北海道における生薬の調達・調製加工・保管・自社農場の運営を通じた栽培効率化、道内における機械化による大規模生薬栽培の推進を目的に株式会社夕張ツムラ(以下、夕張ツムラ)を設立しました。夕張市は、北海道内で栽培された生薬の集積・出荷において苫小牧港から茨城県の大洗港へのアクセスがよく、陸路・海路ともに利便性が良いこと、1年を通して冷涼な気候が生薬の保管の効率化に適していることなどの環境条件が整った立地でした。また、財政再建のお役に立ちたいという社会貢献面についても考慮しました。夕張ツムラ設立機能強化夕張ツムラ加工場特集●2コーポレートレポート 201517

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