ツムラグループ コーポレートレポート 2015
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中国将来にわたり安定的な原料生薬供給基盤を固めることを目的に「ツムラ中国協力会」を2008年から年1回、中国の関連会社および産地会社の役職員など約100名を招き中国で開催しています。2009年からは、当社への生薬供給に関して模範となる顕著な功績を残した会社に対して表彰する制度を導入し、2014年は原料生薬の安定供給や品質向上に貢献した4社の産地会社を表彰しました。この協力会を通じて、安全な生薬の安定確保に対する当社の方針を理解していただくとともに、日頃の協力に対する感謝の気持ちを直接伝えています。また、ツムラグループおよび参加者同士の信頼関係が深まるだけでなく、他の産地会社の取り組み内容を参考に生産効率が向上するなどの相乗効果も生まれています。ラオスラオツムラは2010年に設立されましたが、2004年から生薬生産事業の調査・研究をスタートし、2007年に植え付けられた桂ケイ ヒ 皮の初収穫を迎えることができました。2014年10月にポーケム村の村長やポーケム友好中学校の校長らを招き、初収穫祭を行いました。ラオスでは、7ヵ所の自社管理圃場で原料生薬の栽培を進めています。現地法人設立時点の自社管理圃場は約150haでしたが、現在は約770haで、生薬品目や生産数量を拡大しています。将来的には1,000ha規模まで拡大する計画です。ラオスでの事業内容は、ラオス政府が推進している2+3政策※に合致した第一次産業事業です。現地での雇用創出による安定収入や、社会経済基盤の整備を実施することから、ラオス政府や村民からも期待されています。また、事業を通じた地域貢献として、原料生薬栽培地のサラワン県ラオンガム郡からの依頼に応え、中学校校舎建設に協力しました。ラオツムラでは、今後も生薬栽培事業を通じて現地雇用の拡大、農業技術の移転・普及など、ラオスの経済成長につながる貢献を継続していきます。※ 2+3政策:ラオスが土地と労働力を提供し、外資が資本・技術・市場を提供する政策桂皮初収穫ツムラ中国協力会■国内生産者登録件数推移生薬栽培を通じて日本国内6ヵ所の栽培拠点(北海道・岩手県・群馬県・和歌山県・高知県・熊本県)を中心に、栽培契約を結ぶ生産者(登録者)の数は年々増加しています。その背景には、漢方製剤の需要増に伴う原料生薬の栽培地拡大があります。原料生薬の栽培に携わる生産者の方々のご協力があればこそ、漢方製剤の安定供給が実現しています。200820092010201120122013(年)(指数)1801601401201008001001241441371572014156128原料生薬の栽培を通じて、事業への価値だけでなく、社会への価値も創出しています。※ 2008年を100とした指数で表示コーポレートレポート 201550トップメッセージコーポレート・ガバナンスツムラCSR漢方・生薬事業財務資本政策人的資本政策環境資本政策

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