ツムラグループ コーポレートレポート 2016
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フォーラムがんと生きる(秋田)2013年より始まった「フォーラムがんと生きる」(主催:NHK厚生文化事業団、NHKエンタープライズ、読売新聞)は、2015年度までに全国9エリアで開催され、延べ約7,200名の方々に参加いただきました。新しい治療法や薬剤など、がん医療における最新情報だけでなく、地域の取り組みや緩和ケアと支持療法の啓発活動などを目的に、2016年度も下記4エリアで開催されています。2014年に開設された「わたしのがんNET」は、「がん対策基本法」成立に尽力した故・山本孝史参議院議員を特別代表とし、その妻である山本ゆき子さんを代表理事とするNPO法人です。がん当事者が自ら情報を発信するだけでなく、がんを抱えても最後まで“わたしらしく”生き抜ける社会の実現に向けて活動する団体です。当社では、その趣旨に賛同し協賛を続けています。「フォーラムがんと生きる」の動画配信や「がんカフェ」等イベント開催など、充実したコンテンツがあり、閲覧者数も年々増加傾向にあります。「がん対策加速化プラン」(下記Topics参照)への漢方薬の掲載でもわかるように、がん治療、とくに緩和ケア・支持療法の現場で漢方薬が注目されていることは間違いありません。しかし、がん治療の領域ほど、エビデンスの必要性・重要性が求められている領域もありません。当社では、「DKTフォーラム」のような、大規模臨床試験の実現に対して、さまざまな情報提供や寄付をとおして、貢献していきたいと考えています。また、がん治療にともなうさまざまな社会問題の解決に対して、漢方製剤の供給はもちろん、正しい情報の啓発活動をとおして、社会に対する貢献を続けていきます。 2015年12月、厚生労働省健康局がん・疾病対策課より「がん対策加速化プラン」が発表されました。これは、2015年6月に厚生労働省主催のもとに開催された「がんサミット」を受けて、基本計画中間評価報告書や最近のさまざまな調査結果などを踏まえ、策定されたものです。 「がん対策加速化プラン」の柱は (1)がんの予防 (2)がんの治療・研究 (3)がんとの共生の3つです。(3)の施策の1つ「支持療法の開発・普及」では、実施すべき具体策として漢方薬に関する記述が掲載されました。 療養生活の質を向上させ、さらに患者様が無理なく仕事と治療を両立できるようにするため、以下の施策を実施することとされています。● 治療に伴う副作用・合併症・後遺症の実態を把 握し、それを踏まえた支持療法に関する研究を進 める。● 特に術後の合併症・後遺症を軽減する観点から、栄養療法、リハビリテーション療法や漢方薬を用いた支持療法に関する研究を進める。● 患者視点の評価も重視した、支持療法に関するガイドラインの作成に向けた研究を進める。「がん対策加速化プラン」から抜粋コーポレートレポート 201618

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