ツムラグループ コーポレートレポート 2016
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越知町内の農地の多くが傾斜地に位置する条件不利農地であるため、農業者の減少と高齢化が進行し、耕作放棄地が拡大しています。また、傾斜地の農地は高齢者にとって作業負担が大きく、これも耕作放棄地の拡大につながっています。越知町では古くからさまざまな生薬が栽培されており、農作物に比べ手間がかからず、農閑期の貴重な収入生薬の持続可能な栽培に向けて、栽培地水源地の森林の健全化を図るために、当社、高知県、越知町、ヒューマンライフ土佐の4者で2008年にパートナーズ協定を締結しました。この「土佐ツムラの森」では、森林再生事業だけでなく、越知中学校への出前授業など地域交流を行っています。この活動は、地域活性化の輪をさらに広げることに貢献できるものと考えています。(活動詳細についてはP64参照)高知県の中西部に位置する越知町は、農業を基幹産業とする典型的な中山間地域です。ヒューマンライフ土佐を中心として始まった生薬栽培はわが町の農業の活性化にも大きく寄与しており、高知県の生薬栽培の中心的な存在となっています。生薬栽培を軌道に乗せることができたのは、生産者の皆さんの並々ならぬ努力、ツムラとの大きな信頼関係があってのことだと認識しています。越知町とツムラの良好な関係は、ヒューマンライフ土佐を介した協働の森づくり「土佐ツムラの森」事業が大きな役割を果たしています。越知中学校への出前授業や森林・薬草を題材にした野外活動などを実施していることが、地域を巻き込んだ活動にまで発展しています。今後においては、栽培技術の向上・設備投資などを図り、安全な生薬を供給できるよう各団体がさらに連携をしていくことで、相乗効果(Win-Winの関係)が期待できると考えています。源となる生薬栽培が広く導入されました。ヒューマンライフ土佐では、生産量を拡大するために、離農者から放棄耕作地を借り入れや、高品質かつ効率のよい生薬生産に向けた圃場の選定や、最適な栽培方法の指導などを行い、生薬の栽培面積の増加、生産者の収入向上につながっています。コーポレートレポート 201620

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