ツムラグループ コーポレートレポート 2016
25/68

<監修>花輪 壽彦 (北里大学東洋医学総合研究所所長)  渡邉 賀子(麻布ミューズクリニック名誉院長・帯山中央病院院長)ほてりのぼせ月経不順月経痛腹  痛下腹部痛頭痛・肩こりめまい精神不安不  眠便 秘虚証タイプ中間証タイプ実証タイプ体質主な症状*手足のほてり*月経不順*月経不順*月経痛*下腹部痛*下腹部痛*頭痛*貧血*頭痛*めまい*頭重*肩こり*肩こり*のぼせ*精神不安*便秘当帰四逆加呉茱萸生姜湯トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ38桂枝茯苓丸ケイシブクリョウガン25加味逍遙散カミショウヨウサン24加味逍遙散カミショウヨウサン24当帰芍薬散トウキシャクヤクサン23温経湯ウンケイトウ106漢方治療の特徴として、患者様個々の体質や病気の状態などにあわせて、さまざまな薬を使い分けます。これが、漢方がテーラーメイド医療といわれるゆえんです。例えば、多くの女性が悩まされている冷え症の場合、 「漢方薬は安全で副作用がない」と思われている人が多いようですが、漢方薬も薬ですから副作用はあります。主な副作用として、食欲がなくなる、熱やじんましんが出る、むくみ、動悸、不眠、血圧が上がるなどがありますが、まれに間質性肺炎などの重篤な副作用もありますので、おかしいなと思ったら、すぐに医師や薬剤師に相談してください。 現在、日本では148種類の漢方製剤に健康保険が適用されていますので、多くの病気や症状に対応できます。とくに高齢者の病気や生活習慣病などの慢性疾患や婦人科疾患などに広く使われています。ただし、漢方を専門に診療している医療機関の一部では、保険がきかない自由診療(自費診療)を行っているところもありますので、受診前に確認しておくとよいでしょう。 漢方薬は西洋薬と比較して、含有成分の数、効果の持続性など、さまざまな点で異なります。服用時期は原則として、食前または食間の空腹時です。漢方薬と食べ物との相互作用を避けるため推奨されています。漢方薬と西洋薬を併用することもありますが、組合せの中には、使用禁忌あるいは併用注意のものが存在することを忘れて体質に加え、月経の不調、頭痛、肩こり、便秘などといった冷え以外の症状の有無などによって、患者様の状態を総合的に判断し、薬を使い分けています。症状の変化・回復に伴い、薬が変わります。はなりません。「漢方薬には副作用がない」とよくいわれますが、これは間違いです。漢方薬も医薬品であり、副作用はあります(下記参照)。また、症状や体質などに合わない薬を服用したり、大量に服用すると、予期せぬ症状が起きる可能性があります。用法・用量を厳守するとともに、医師や薬剤師の指導を受ける必要があります。コーポレートレポート 201624

元のページ 

page 25

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です