ツムラグループ コーポレートレポート 2016
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入出荷製品倉庫1階原資材サンプリング2階充填包装3階中間品倉庫(エキス,顆粒,原料)4階混合造粒5階篩過秤量6階物の流れ製造工程の搬送設備や原料の投入設備、箱詰設備などに、さまざまな分野の技術を取り込みながらロボットを自社開発し、導入しています。これにより、従業員の労働負荷削減が図られました。これまで人が行っていた製造作業が製造監視に変わることにより、連続24時間生産が実現し、生産性の向上が図られるとともに、衛生管理の強化に寄与しています。事例 1エキス粉末反転排出装置にロボットを導入し、作業負荷の軽減と、発塵を抑えた作業環境が向上しました。事例 2洗浄工程に多軸ロボットを導入し、作業負荷の軽減とシステムによる履歴管理ができるようになりました。2016年秋に本格稼働する静岡工場の新造粒包装棟は、原料や資材、中間製品の保管・運搬をともなう各工程に自動搬送装置を導入しています。自走式フォークリフトによるパレット単位の運搬や、ロボットによる資材・容器のハンドリングによって、人手による重量物の扱いをほぼ解消しました。生産品目の切り替え時も自動搬送装置を活用することで容器の入れ替えや洗浄作業における省人化と、それにともなうスピード化が実現します。処方ごとに異なる特性に合わせて生産工程を調整する役割を担ってきたのは、経験と熟練のスキルをもつ従業員でした。生産現場において蓄積したノウハウや経験値をデータとして集約し、最新設備の背景にある「なぜ」を工場内で共有しています。生産工程が自動化され、人間の主な役割が監視にシフトするからこそ、自動化したシステムを使いこなす知見の重要性が増します。経験・知見というソフトの活用を原動力として生産設備がもつ能力を最大に引き出し、持続的な生産性向上と高品質の維持を目指します。また、近年危惧されている東海地震に備えた免震構造とし、当社の使命である漢方製剤の安定供給を実現します。生産設備の基礎能力の向上にも取り組んでおり、従来の設備に比べ造粒工程、包装工程で約30%の能力向上を図ります。さらに「ロボット技術導入による省人化・ 省力化」を推進し、「人」と「地球環境」に優しい労働環境の実現を図っています。その他、PIC/S※1やGMP※2 などのグローバルな品質保証体制の構築にも対応しています。※1 PIC/S:医薬品査察協定および医薬品査察共同スキーム※2 GMP:医薬品の製造管理および品質管理に関する基準コーポレートレポート 201636

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