| 和漢薬学会の大家である朝比奈泰彦博士と、
当時国立衛生試験所に在職していた木村四郎氏が、 研究所設立に参加した。
<漢薬の化学的研究の権威・朝比奈泰彦博士>
初代重舎が研究所創設に当たり、最初に相談した朝比奈泰彦博士は、明治14年の東京生まれ。東大薬学料を卒業後、下山順一郎のもとで植物成分の化学的研究を始めた。ヨーロッパ留学から帰って、東大の生薬学講座を担当し、漢薬の成分を研究する植物化学を開講し、天然物有機化学の道を開いた。
主な研究にキツネノボタン成分のアネモニン、アジサイや甘茶成分の研究、正倉院の漢薬分析がある。戦前すでに日本薬学会の会頭を務め、昭和18年に文化勲章を受章、同51年94歳で死去している。
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