自然と健康を科学する 漢方のツムラ

―CSR―ツムラの生薬が育つ越知町の自然を守るために。地元の方々と協力しながら進めている活動は、10年目を迎えました。

ツムラの生薬が育つ越知町の自然を守るために。
地元の方々と協力しながら進めている活動は、10年目を迎えました。

田村幸三

越知町
産業課 課長

田村 幸三さん

太田一実

越知町
産業課 課長補佐

太田 一実さん

森は手をかけないと、衰える。

面積の84%を森林が占める、日本一の森林県、高知。
豊かな自然の恵みである森は、実は人の手をかけないと生命力を失ってしまうのです。
木が茂りすぎれば、幹も根も十分な成長ができなくなり、光が届かない地面からは下草が消え、土がやせていきます。
そこで、高知県は、環境問題に先進的に取り組む企業と「協働の森パートナーズ協定」を締結し、県内の市町村と連携して、手入れの行き届かない森林の再生に取り組んでいます。

「土佐ツムラの森」のはじまり

ツムラは、平成20年(2008年)6月に「協働の森パートナーズ協定」を締結し、「土佐ツムラの森」をフィールドとした森づくりや自然保護、そして、地域との交流活動を進める事業をスタートしました。
この事業では、ツムラと高知県の他に、生薬栽培を手がける農事組合法人ヒューマンライフ土佐、高知県越知町の四者が協力し、ツムラの生薬栽培地である越知町の良質な水源確保・保全を目指しています。

美しい仁淀川を守るために

5年連続で国土交通省の「水質が最も良好な河川」に選ばれている仁淀川(によどがわ)。
仁淀ブルーと呼ばれる独特の青色に輝く水面、夏には鮎がのぼり、子どもたちが安心して水遊びができる、景色も水質も美しい川です。
ツムラの生薬はその清らかな水に育まれています。さらに、越知町周辺の森にはさまざまな植物が自生しています。仁淀川周辺の森を整備することで、森は健やかな水源となり、豊かな生態系の保護にもつながっていくのです。

地元の中学生と交流

「協働の森づくり事業」では、地元の人々との交流も盛んに行われています。
「土佐ツムラの森」では、地元の越知中学校での総合学習の一環として、様々な活動を行っています。
ツムラやヒューマンライフ土佐の方々が行う出前授業や、森で自生している身近な薬草探し、生薬原料の加工などの体験学習を通じて、地元の豊かな恵みを知ってもらい、農業から一歩進んだ生薬栽培・加工について理解を深めてもらっています。

地元の人には「普通の自然」その価値をわかちあいたい

地元の方に越知町のよいところを訪ねると、「思いつかないんです。普通の山ですし、普通の川ですし、普通の自然ですので……」と。しかし、そう話す肩の向こうには、限りなく豊かな風景がひろがっています。
そして、何よりこの土地が育む良質な生薬は、世界中の人々の健康を支えているのです。
この「普通の自然」のすばらしさを、「土佐ツムラの森」の活動を通じて、越知町のみなさんと共有したい。
そしてこの土地の美しさを、子どもたちが大人になっても保ち続けたい。私たちはそう願いながら、この活動を続けています。

森の力を、人から人へ。~CSR~