自然と健康を科学する 漢方のツムラ

―品質管理―生薬の品質を検査し、安定した漢方製剤にするために調整、良質な生薬だけを製造工程に送り出す。ツムラ石岡センターでは品質を保つためのさまざまな作業が行われています。

生薬の品質を検査し、安定した漢方製剤にするために調整、良質な生薬だけを製造工程に送り出す。ツムラ石岡センターでは品質を保つためのさまざまな作業が行われています。

石岡センター
生薬管理責任者

吉江 和幸さん

石岡センター
生薬管理責任者

長縄 貴直さん

わずかな有害物質さえ決して見逃さない

日本全国、そして海外で収穫された生薬は、茨城県のツムラ石岡センターに集められます。ここでは生薬の品質をチェックし、工場に送り出す準備をしています。
まずは科学的な検査から。生薬に残留農薬・重金属などの有害物質が含まれていないかを確認します。
生薬にはさまざまな成分が含まれているため、微量な有害物質を見つけ出すのが難しい作業となります。そこで、ツムラが開発した独自の試験方法で検査していきます。

漢方製剤の「さじ加減」

自然の恵みである生薬は、同じ品種でも生産地や生産年度により、含まれる成分の量が微妙に変化します。
そんな漢方製剤の成分の「安定」を保つのが、生薬管理責任者の仕事。
常に同品質の漢方製剤を作るために、複数の産地、生産年度の違う物を混ぜ合わせ、調整することもあります。
ツムラで扱っている生薬は119種類。これら全ての生産地の特性や年度ごとの違いまでも知り尽くす、彼らの適切な「さじ加減」は、品質管理で非常に重要なポイントとなるのです。

薬として使えない「異物」を取り除く

選別は、届いた生薬全てから不良品や異物を取り除き、品質を一定に保つ、重要な作業です。
選別ラインでは、ベルトコンベアーで流れていく生薬から、さまざまな異物を手で取り除いていく作業が行われます。
形や色が基準にあわないもの、さらに根が巻き込んだ小石、絡みついた他の植物など、生薬として使えるもの以外、全てを素早く取り除きます。
選別チームは3~4人で1組。さまざまな年齢の方が働いていますが、チームワークは抜群。ベテランの方の知識を共有しながら、季節ごとに届く生薬を確実に選別していきます。

自分たちが品質を作っている

生薬の品質管理、そして選別は、ツムラの漢方製剤の品質を左右する、一瞬たりとも気を抜けない仕事。家族が、友人がツムラの漢方を服用しているのを見て、「これ、僕が品質管理しているんだよ。」「自分が選別した生薬が入っているかも!」と自信を持って伝えたい。誰もが安心して服用できる品質を作ることが、彼らの誇りなのです。

安心・安全を、人から人へ。~品質管理~