「帰脾湯」に「柴胡(さいこ)」と「山梔子(さんしし)」を加えた処方で、虚弱体質で心身が疲れ、血色が悪い人の、貧血、不眠症、精神不安などの改善に用いられる。寝汗、微熱、熱感などがある場合に向くとされる。
配合生薬
黄耆(おうぎ) 、 柴胡(さいこ) 、 酸棗仁(さんそうにん) 、 蒼朮(そうじゅつ) 、 人参(にんじん) 、 茯苓(ぶくりょう) 、 遠志(おんじ) 、 山梔子(さんしし) 、 大棗(たいそう) 、 当帰(とうき) 、 甘草(かんぞう) 、 生姜(しょうきょう) 、 木香(もっこう) 、 竜眼肉(りゅうがんにく)
出典:「NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版」 (主婦と生活社)
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