女性特有の病気や悩みを漢方で和らげるのも一つの方法です。
ぜひ参考にして、 健康的て快適な毎日を過ごしましょう。
月経に伴う症状>
月経は妊娠という生殖活動にとって大切な女性特有の生理現象ですが、困ったことにしばしば不快な症状を伴います。

下に示すように、これらの症状は月経困難症や月経前緊張症、月経不順、過多月経などに分類されます。その原因には子宮筋腫や子宮内膜症、子宮の発育不全やホルモン分泌系の異常などの病気が考えられますが、それとは別に、はっきりした原因疾患もなく症状が出る場合も少なくありません。そういう場合は、家庭や職場でのストレスや不規則な生活、ダイエットなど食生活の偏りなども大きく影響しています。

〈症状〉
月経困難症:月経時に耐えられないほどの痛みがある状態。時に頭痛や吐き気、嘔吐、イライラ感などを伴います。
月経前緊張症:月経の数日前に出現し、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、興奮、うつ気分などの精神症状を主体とする異常です。
月経不順:月経周期が24日以内と短すぎる頻発月経、39日以上の稀発月経、周期性のないもの、無月経、経血量が多すぎる過多月経、少なすぎる過少月経、月経の日数が8日以上の過長月経などがあります。

〈治療の視点〉
▽西洋医学の眼
子宮内膜症や子宮筋腫といった原因疾患がある場合は一般的には西洋医学の治療を優先しますが、漢方治療も用いられます。(12ページ参照)
▽漢方治療の眼
原因疾患がない場合の症状改善には漢方治療が適しています。よく使われるのは当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、桃核承気湯などです。

漢方の見方@〈月経のタイプと虚実〉
月経周期が早くなりがちで量が多く、かたまりが混じるような人で、月経前から下腹部痛や腰痛がある人は実証タイプが多いようです。 また、月経が遅れがちで量が少なく月経が始まってから終わるまで鈍痛が続くような人は虚証タイプが多い傾向にあります。


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