日時:
平成17年11月10日(木)8:30〜11:20
会場:
新高輪プリンスホテル
第15回当番世話人:
炭山嘉伸氏(東邦大学医学部外科学第三講座教授)
外科領域での大建中湯の新たな臨床応用の可能性を検討
去る11月10日,東京・新高輪プリンスホテルにて,第15回外科漢方研究会(当番世話人:東邦大学医学部外科学第三講座教授・炭山嘉伸氏)が開催された.今回の開催では,同研究会が第67回日本臨床外科学会総会(会長:東京慈恵会医科大学外科学教授・平井勝也氏)の合同シンポジウムとして位置づけられ,プログラムの一部に組み込まれた.
最初に行われたシンポジウム1では,「臨床外科領域における漢方使用の現状と漢方外来」とのテーマで,4名の先生方が臨床の現場における漢方薬の具体的な使用例や今後の課題など,外科領域における漢方の使用実態を報告した.
続くシンポジウム2では,既に腸管癒着症の緩解や予防に大きな成果を上げている大建中湯(TJ-100)を取り上げ,「大建中湯various application」とのテーマで大腸癌術後や胃全摘術後など新たな臨床・基礎研究の成果を7名の先生方が報告され,クリニカルパスへの導入など今後の発展をうかがわせた.
●巻頭言:炭山嘉伸氏(東邦大学医学部外科学第三講座教授,司会)
全国臨床研修指定病院の外科診療における
漢方使用実態と漢方外来に関するアンケート調査
東邦大学医学部外科学第三講座 長尾二郎氏
臨床外科領域における漢方使用の現状と漢方外来
杏林大学医学部外科学(呼吸器・乳腺系)
野上博司氏
地域中核病院における漢方外来の現状
市立川西病院外科 田中伸生氏
地域病院の一般外科に併設した漢方外来
新冠町国民健康保険病院 井齋偉矢氏
●巻頭言:北島政樹氏(慶應義塾大学医学部外科学教授,司会)
大腸内視鏡前処置における大建中湯併用の有効性
―6種類のprospective study―
東邦大学医学部外科学第三講座 斉田芳久氏
急性偽性腸閉塞に対し大建中湯が有効であった3例
日本医科大学第一外科 石川義典氏
大建中湯の腸管血流量に及ぼす影響について
東京慈恵会医科大学外科学 川崎成郎氏
大建中湯の肝循環動態に対する効果
徳島大学大学院
ヘルスバイオサイエンス研究部・臓器病態外科
森根裕二氏
胃全摘術後消化管運動に対する大建中湯の有用性
大阪大学医学部外科学講座 西田俊朗氏
大腸癌術後リハビリテーションにおける
大建中湯投与の有用性
国立病院機構霞ヶ浦医療センター外科
壁島康郎氏
小児外科疾患における大建中湯の効果
京都府立医科大学小児疾患研究施設外科
久米容子氏
編集・制作:株式会社ライフ・サイエンス