インタビュー3(研究職・メカニズム解析)

研究職(メカニズム解明)(2009年度入社)

ツムラを志望した理由を教えてください。

私は薬学部出身ですが、大学の講義の中では漢方薬のことを学ぶ機会はほとんどありませんでした。そうした背景もあって「漢方薬は薬の中でも最も胡散臭いもの」と決めつけていましたが、大学院生の頃、六君子湯という漢方薬で治った経験があって。まったく信じていなかったぶん衝撃が大きく、これは面白い、どのように効いているのか研究してみたい、と思うようになりました。 就職活動では、医薬品の研究職全般を受けましたが、漢方薬を扱うツムラの研究職は立ち位置が独特です。西洋薬のような決まった流れがないので、研究としての自由度が高いように感じました。

現在、どのような仕事を担当していますか。

漢方薬は経験上の効果で使われているものも多く、実際は「どのような仕組みで効果を発揮するのか」といった作用機序を明らかにする必要があります。私の部署では作用機序の解明に向けて実験をしています。これはツムラで「育薬」と位置付けている非常に重要な分野です。私は構造解析を中心とした天然物化学を専攻していたため、入社当時は薬理研究の知識や経験はまったくなく、こんな重要な仕事を私が担当できるのかとても悩みました。

そうした不安はどのように乗り越えたのでしょうか。

支えてくれたのは、上司でした。「大学院まで数年研究をやっていたか否かは、一人前の研究者を100としたらスタートが0か1か程度。大した差じゃないよ」と言って励ましてくれたんです。ああ成長を待ってくれるんだとわかって、ほっとしました。

育薬の研究で面白いと感じることを教えてください。

漢方薬について研究している医師の意見は、とても参考になりますし、面白いですね。今漢方薬の研究をしている医師は漢方薬に関心を持っている人たちで、医師の目から見てどういうデータがあれば興味をひきやすいのか、現場ではどういうことが問題になっているかといったこともアドバイスをいただくことができて、毎回発見があります。

アメリカに漢方薬を広める活動にも
たずさわってるそうですね。

そうなんです。日本では漢方薬は医薬品として認められていますが、アメリカでは認められていない。そこでFDA(食品医薬品局)に認めてもらえるよう、品質を保証するためのデータを集めているところです。こうした活動はツムラが初めてで前例がなく、わずか入社3年目にしてこうした重要な仕事に携わることができることをとても誇りに思っています。

難しい仕事も多いと思いますが、
上手にオンオフの切り替えはできていますか。

私はインドア派なので、休日は大好きなお芝居や映画を観に都内に出かけることが多いですね。会社の部活動では華道部に所属し、楽しみながらお花を活けています。会社から補助金が出るので負担も少ないですし、研究所にも飾らせてもらえるので励みになっています。最近はだいぶ生け方のルールがわかってきました(笑)。

ツムラが他の会社と違っている
というところがあれば、教えてください。

ツムラでは育児休暇やサポートがしっかりしていて、結婚して子供が生まれた後も長く勤めている女性社員がたくさんいます。こうした先輩たちを見ていると、自分が何年後かに結婚して出産しても、仕事を続けられるという将来像が描けるので安心できますね。 就職活動の時も、将来の出産や育児のことは積極的に質問しました。他の会社でも「こういう制度があります」というところまでは答えてくれるのですが、ツムラの人事の方は「だから心配ないですよ。安心して働き続けることができますよ」と付け加えてくれたんですね。男性の社員でしたが、こちらのことを考えて話してくれる温かさと、社員を大事にする雰囲気を感じました。

就職活動をしている学生のみなさんに メッセージをお願いします。

今は就職が厳しいので、何社も落ちるということを経験すると思います。私自身もそうでした。内定をもらえない日々が続いても、自分には価値がないなどと落ち込まずに、たまたま自分に縁のある会社、相性のいい会社にまだ出会えていないだけ、と考えてください。また、「自分が会社に選んでもらうためには」といった視点になりがちですが、自分も会社を選ぶ立場だということを忘れないでほしいと思います。