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インタビュー6(研究職・製剤)

研究職(製剤)(2009年度入社)

ツムラを志望した理由を教えてください。

就職活動を始めた頃、偶然「自然と健康を科学する」というツムラの企業理念を目にする機会があり、大きく心を動かされました。というのも、卒業後はこれまで研究してきた植物を通じて人の健康に関わる仕事に就きたいと考えていたので、この企業理念はドンピシャだなと思ったんですね(笑)。ただ、漢方薬に関する知識は全くと言っていいほどなく、自分がここで何ができるかは入ってみないとわからない、といった状況でした。

どのような仕事を担当しているのでしょうか。

漢方薬に限らず全ての医薬品は成分含量の基準が決められているんですが、工場の製品がそれに沿って正しく出来上がっているかどうか、チェックをする必要があります。漢方薬は天産物なので、そのチェックする成分の多くも生薬中から分離してくる必要があります。そこで、そのチェックする成分の「標準品」を生薬から分離し、基準として用いられるまで純粋にする、というのが主な仕事です。同じ基準で出来ているかを調べるための「ものさし」のようなものですね。

「チェックをするための標準品を作る」というのは地味な作業のように感じるかもしれませんが、私が調製した標準品を、品質管理部門や研究部門などの別の部署の方が使って結果を出すため、私の小さな調製ミスが漢方製剤を飲んだ患者さんの健康に影響を与える可能性もあります。患者さんの手に届くまでにいくつもの様々なチェック機関はありますが、やはり怖いですね。絶対にミスをしないように、常に緊張感を持って仕事に臨むようにしています。

仕事をしていて面白いと感じるのはどのようなことですか。

現在担当している仕事は大学時代にやっていたこととは全く違う分野なので、知識や経験を積めることが単純に楽しいと感じています。実は自分が本当にやりたいことかどうか悩んだ時期もありましたが、考えてみれば、学部4年生から修士課程までの実質3年間しか研究をやっていないわけですから、惜しむほどのことでもなく、新しいことに挑戦できることのほうが貴重な経験——。そう思えるようになったのも、この分野の面白さを教えてくれた職場の先輩たちのおかげだと思っています。

職場は、雰囲気がとてもいいそうですね。

上司や先輩はみんな知識や経験が豊富で、わからないことは丁寧に教えてくれます。 以前、何でもかんでも聞くのではなくて、まず自分で調べてから聞くというのが大事なのかなと考えたこともありました。でもその場で聞いた方が良いこともあるし、先輩後輩のやりとりが、職場のコミュニケーションの一環で雰囲気を良くしている部分もある。最近はグダグダ悩まず、聞くようにしています。でも返ってきた答えに対して自分でさらに調べて、しっかり自分の身になるまで勉強するようにしています。

仕事の厳しさに気づかせてくれたのも、
先輩だったとか。

大学では理学部でしたので、自然科学に対する自分の興味・好奇心で研究を進めることができました。入社当初も同じ感覚で仕事に臨んでいました。しかし上司に「会社に入って仕事をするというのは、ただ自分の興味だけで動くのではなく、誰かのために何ができるか考えながら動くことで、責任があるんだ」と言われ、ハッとしました。甘かったですね。誰かのためにやるということまでは思い至っても、責任までは感じていなかったですから。

これからは、後輩を迎える立場になります。
どのようなキャリアを積んでいきたいですか。

先輩たちを見ていると、会社に入ってからたくさんの経験を積んできたんだと感じます。先輩たちの様な企業人になれるように、もっともっと勉強し、経験を積みたい。後輩も入ってくると思いますから、一緒に成長していきたいですね。

ストレス解消はできていますか。

旅行や学生時代の友人と会うことでストレス解消していますね。また、休日には高校生の部活動(バレーボール)のコーチをしています。高校生の成長をサポートしているつもりが、自分のほうが成長させてもらっていたりもします。職場での企業人としての成長だけでなく、一個人として成長できる貴重な機会です。

就職活動をしている学生のみなさんに
アドバイスをお願いします。

就職活動は、会社との出逢いもあるし、人との出逢いもあって、貴重な出逢いの場だと思います。今本当にやりたいことを目指すのは大事なことですが、あまりにも自分のやりたいことを狭めて考えてしまうと、行き詰ってしまう。せっかくの自分の可能性を見逃してしまうかもしれません。もうダメだと思ったとき、少し視野を広げてみると、新しい縁にめぐりあうこともあります。若いからこそ柔軟に、自分の可能性を広げていってください。