ツムラCSR
CSR OF TSUMURAツムラのCSR(社会的責任)
これから先も、皆さまから信頼される企業を目指してー
CSRとは、企業が活動を通じて影響を与える社会や環境と共存共栄を果たすための責任です。
私たちは、漢方・生薬事業を通じて果たすべき責任に取り組み、持続可能な社会の発展に貢献していきます。
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- CSR基本方針とサステナビリティビジョン
ツムラの重要課題
漢方・生薬事業を通じて、私たちは5つの重要課題に優先的に取り組んでいます。
SDGsとは? -「持続可能な開発目標」ー
SDGs(Sustainable Development Goals、エスディージーズ)とは、2015年に国連サミットで採択された、より良い社会を目指すための国際目標です。17の目標と169のターゲットがあります。
SDGsでは、持続可能な開発に関する地球規模の優先課題が設定され、企業に対しても経営実践を通じて取り組むことが求められています。
社会にどのように貢献していくか ー ツムラの価値創造サイクル ー
漢方・生薬事業を通じて社会との共通価値を創造する仕組み
私たちは、原料となる生薬の栽培・調達、品質管理や研究、漢方製剤の製造から流通、そして情報提供活動までを管理統合した事業活動を行っており、これを「漢方バリューチェーン」と呼んでいます。
この「漢方バリューチェーン」を通じて、社会の課題解決に貢献する仕組みが「ツムラの価値創造サイクル」です。このサイクルを通じて重要課題に取り組むことで、関連するSDGsの目標達成へ貢献していきます。
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- 漢方バリューチェーン
- 価値創造サイクル
ツムラの取り組み事例
- 自然環境の保全
- 就労機会の創出
土佐ツムラの森(高知県越知町)
生薬栽培地の森と水を守る
高知県は、ツムラの国内主要生薬産地の一つです。生薬産地の森を整備することは、清らかな水を育み、良質な生薬の栽培や豊かな生態系の保護にもつながります。
私たちは、2008年から越知町の森林81.46haを「土佐ツムラの森」と名付け、森づくりや自然保護、そして、地域との交流活動を進めています。
また、間伐など森づくりによるCO2の吸収量は、事業を開始して以来延べ1,171トン増となりました(2019年度時点)。
- 就労機会の創出
てみるファーム(北海道石狩市)
地域の障がい者雇用を促進する
てみるファームは、障がい者の一般就労の拡充を図るため2010年に設立された農業生産法人です。2010年4月から当社グループの夕張ツムラと生薬の契約栽培を開始し、現在は蘇葉(そよう)の生産栽培に協力いただいています。年間を通じた作業は継続的な雇用を生むとともに、医薬品の原料生産に携わることが皆さまの働き甲斐にもつながっています。
- 自然環境の保全
- 地域経済貢献
ラオツムラ(ラオス)
生薬栽培で子供たちに未来を
2010年2月にLAO TSUMURA CO.,LTD.を設立し、ツムラの管理する畑7ヵ所(約770ha)で生薬を栽培しています。
現地の方々を継続的に雇用し、現在では74名の現地従業員をはじめ、多くの地域の方々と共に生薬を栽培しています。
今後も生薬栽培事業を通して現地雇用の拡大、農業技術の移転・普及など、ラオスの経済成長に貢献していきます。
- 2011年、農地のあるポーケム村に中学校の寄贈
(現・ポーケムツムラ友好高等学校) - 農場へ通じる橋や道路、電気などのインフラ整備
- 自社管理農場での不発弾探索・処理作業
(600ha を処理)
※政府が促進する「成長加速化のための官民パートナーシップ」の官民連携案件として実施
- 自然環境の保全
生薬残さの有効利用
製造工程で出る廃棄物はリサイクルへ
生薬残さとは漢方製剤を製造する過程でできる、生薬を抽出した残りのものです。
ツムラグループ全体で生じる生薬残さは、自然への負荷を低減するため、肥料などとして100%リサイクルしています。
- 自然環境の保全
- 地域経済貢献
- 就労機会の創出
生薬栽培による農業収入の安定化へ貢献(中国)
地域の経済活性化
中国で生薬を栽培する農家の中には山間部の貧困地域も含まれます。こうした農家との契約は安定した雇用を創出し、地域経済への貢献につながります。
四川省では大黄栽培により農家の収入を改善しました。
中国農村部との生薬契約栽培は、サステナブルな社会の共創に貢献しています。