
誰もが心地よく生きるための
新しい選択肢についてお話を伺いました。
いろいろな選択肢から、あなたにとっての
#OneMoreChoiceをみつけませんか?
言葉にすることで、助け合おう。
みちょぱさんが語る
「隠れ我慢」を減らすヒント
池田美優さん/モデル・タレント
心身の不調に対する「隠れ我慢」を減らし、誰もがもっと心地よく生きられる健やかな社会づくりに貢献しようと、ツムラは2021年3月から#OneMoreChoiceプロジェクトを続けています。
2025年5月※の調査では、生理を経験した人の68.5%が生理・PMSのつらさで“「隠れ我慢」”を経験し、56.8%が周囲に理解されにくい症状があると感じていることが判明。さらに91.9%が「つらさは人によって違う」と、自身が抱えるつらさを知ってもらいたいと望んでいることも分かりました。
その結果をもとに、今回はテレビ、雑誌、ラジオ、ファッションイベントと、多彩なフィールドで活躍するみちょぱさんにインタビュー。緊張感のある撮影と撮影の合間にどのように自分をケアし、周囲とコミュニケーションを取っているのでしょうか。

心身の不調に対する「隠れ我慢」を減らし、誰もがもっと心地よく生きられる健やかな社会づくりに貢献しようと、
ツムラは2021年3月から#OneMoreChoiceプロジェクトを続けています。
2025年5月※の調査では、生理を経験した人の68.5%が生理・PMSのつらさで“「隠れ我慢」”を経験し、
56.8%が周囲に理解されにくい症状があると感じていることが判明。さらに91.9%が「つらさは人によって違う」と、
自身が抱えるつらさを知ってもらいたいと望んでいることも分かりました。
その結果をもとに、今回はテレビ、雑誌、ラジオ、ファッションイベントと、多彩なフィールドで活躍する
みちょぱさんにインタビュー。緊張感のある撮影と撮影の合間にどのように自分をケアし、
周囲とコミュニケーションを取っているのでしょうか。
我慢を手放すコツは、「言葉にする」こと
── みちょぱさんは仕事柄、体調を理由に休めない場面が多いと思います。
そういうとき、「隠れ我慢」をしてしまったり頑張りすぎたりすることは
ありますか?
あまり「隠れ我慢」をすることはないですね。
むしろ体調が悪いときは、なるべく伝える方です。
本番が始まると、なんとか我慢して周りに言えないこともあります。
ですが、合間の転換のときや楽屋で休んでいるときなど、
身近なスタッフさんには「今日は少ししんどいです」
「終わったらすぐ休ませてください」
と積極的に伝えるようにしています。
元々の性格もありますが、
抱え込んでも解決しないと思っているタイプで、
できるだけ周りを頼るようにしているんです。
裏表が明確にある仕事なので、出ている時間は
しっかり集中して、
本番が終わったらリラックスする。
意識的に切り替えることと、早めに周囲に
伝えることが、
私なりの不調を我慢しないための
対処で、
それを無意識にやっているのかもしれません。
── 周囲にご自身のつらさを伝える際に気をつけていることは
ありますか?
原因と症状を具体的に伝えるようにしています。
例えば、「風邪を引いているから声が出にくいです」だったり
「生理中だから眠気が強いです」
だったり。
原因もふくめて言葉にして伝えないと、
体調不良による眠気とか
イライラなのに、
他に理由があるのかと思われて
気をつかわれてしまっては、
逆に迷惑をかけてしまいます。
しっかり言葉にして伝えられれば、
スタッフのみなさんも受け止めて、
対応しやすいんじゃないかなと。
不調で落ち込みそうになる時も、
「このつらさは自然なこと、自分のせいじゃない!」
と思うと
気が楽になります。

もっと「打ち明けやすい空気」を作ろう
──「言葉で伝える」ことができれば、社会全体の「隠れ我慢」を減らすこと
ができるかもしれません。どうすれば多くの人が実践できると思いますか?
その人自身もそうですけど、
周りが言いやすい空気をつくることも
大切だと思います。
私は、自分から心を開かないと相手も心を開いてくれないと思っている
タイプで、
仲良くなりたい人には、自分から秘密を打ち明けたりもします。
自分の弱みや悩みを少し打ち明けると、
相手も「話していいんだ」と
思いやすいですよね。
だからこそ、「隠れ我慢」をしている人に
気づいたら、
「大丈夫?」と声をかけつつ、
自分も心を開きながら、
手を差し伸べられるといいのかなと思います。
── 体調不良の際、パートナーである大倉士門さんとの間にはどのように伝えていますか?
夫の場合は付き合いも長いので、
もはや伝えていないですね(笑)。
以前は「生理だから眠い」とか
「体調悪くて動けない」と
毎回言葉にしていたんですが、
最近は何も言わなくても
気づいてくれるようになりました。
普段はおしゃべりな夫なんですけど、
生理のときは私が静かに過ごせるよう
配慮してくれています。
私はとにかく「声をかけず寝かせてほしい派」
の人なので、
とっても助かっています。

── 長年のコミュニケーションで、言葉も不要になっているんですね。
そうですね。
「いつもそっとしておいてくれてありがとう」と伝えたいです。
── みちょぱさん流のストレス対処法は?
私は効率重視なので、悩み続けるよりも、
いったん俯瞰して
「仕方ない。次に進もう」
と切り替えます。
ネガティブな気持ちをゼロにするのは難しくても、
ストレスがずっと留まらないよう工夫することはできると思います。
ただ、体調不良の真っ最中はそういうわけにもいかないので、
「しんど〜」って言ってます(笑)。


池田美優
1998年10月30日生まれ。
愛称は「みちょぱ」。
雑誌『ポップティーン』の専属モデルを経て
多数のファッションイベントや
ファッション誌に出演。
近年はTVのバラエティ番組でも活躍中。
金属アレルギーに配慮したアクセサリーブランド
『uiazis』も自身で手掛けている。
取材・文=川口 あい
撮影=Yoshihito Koba
取材日=2025.07.24
※掲載内容は、取材時点での情報です
※「生理に関する意識と実態調査」
◼︎実施時期:2025年5月30日(金)〜5月31日(土)
◼︎調査手法:インターネット調査
◼︎調査対象:全国の生理を経験したことのある20代〜60代の女性1,500人、同年代の男性1,500人
◼︎調査会社:マクロミル
取材・文=川口 あい
撮影=Yoshihito Koba
取材日=2025.07.24
※掲載内容は、取材時点での情報です
※「生理に関する意識と実態調査」
◼︎実施時期:2025年5月30日(金)〜5月31日(土)
◼︎調査手法:インターネット調査
◼︎調査対象:全国の生理を経験したことのある20代〜60代の女性1,500人、同年代の男性1,500人
◼︎調査会社:マクロミル
これがわたしの#OneMoreChoice

これがわたしの#OneMoreChoice
──最後に、みちょぱさんの
「わたしの#OneMoreChoice」、
自分なりの
選択肢について教えてください。
「ポジティブに開き直る」です。
生理に伴う不調は定期的にやってくるものですよね。
逃げられない。
だから、いざ自分が動けなくなったときに
必要以上に我慢をしなくて
いいように、
周囲に受け入れてもらうための空気を
自ら進んで作っていきたいなと思います。
そのために、言葉で伝える。
そして理解してもらえるように工夫する。
自己開示をして、思いや考えを共有することで、
自分も周囲も、
無理な我慢はしなくてよくなると思います。
仕事も夫とのコミュニケーションも、
やっぱりここが起点かなと。
自分のためにも、周囲のためにも、
恥ずかしいことじゃないから、
言ってもいいんだと思ってくれる人が増えていったら嬉しいですよね。
でも、言いたくないことは言わなくていいというのは大前提。
無理して言うことは決してしないでほしいです。
こういう不調に関するコミュニケーションについて、否定する人も
いるだろうけど、
そういう人には「#Onemorechoice っていう
プロジェクトがあるんだぞ」と伝えたい。
こうしてオープンに話せる環境が広がっていってほしいですね。
