映像で観る季節の移り変わり ―生きる、私の季節―

七十二候を繊細に感じ取り、あらゆる形で表現し続ける人がいる。
自然が贈る季節を、その人独自の感性で大切に受け取って咀嚼して。
何を見て、何を感じ、何を伝えるのか。
自身のフィルターを通して世界に発信し続ける“季節の匠”たちの声をお届けします。

染織家 吉岡 更紗 編

染織家 吉岡 更紗

染織家 吉岡 更紗 Yoshioka Sarasa

1977年京都府生まれ。「染司よしおか」代表。
大学卒業後「イッセイミヤケ」で販売員として勤務した後、愛媛県の西予市野村シルク博物館で染織技術を学ぶ。
2008年、江戸時代から200年続く「染司よしおか」に戻り、五代目の父、吉岡幸雄のもと、染織の仕事に就く。2019年、父の急逝に伴い六代目に就任。
奈良東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)、薬師寺の花会式、石清水八幡宮の石清水祭などの伝統行事に関わるほか、国宝の復元なども手掛けている。薬師寺の花会式、石清水八幡宮の石清水祭などの伝統行事に関わるほか、国宝の復元なども手掛けている。

生きる、私の季節一覧

切り絵画家 久保 修 編

切り絵画家 久保修
切り絵画家 久保修

切り絵画家 久保 修 KUBO Shu

1951年 山口県生まれ。
大学建築科在学中に切り絵に出会い、以降独学で切り絵を習得する。
画家として生きていく事を教えて恩師のSF作家の小松左京氏・画家の須田剋太氏の出会いと後押しもあり、1984年から1年間スペインへ遊学する。
その後、ミクストメデイア(混合技法)を確立し、独自の作品へと昇華させていった。
2009年度、文化庁 文化交流使に指名され、ニューヨークを拠点に活動。それ以降、世界16カ国において展覧会やワークショップ・レクチャーなどを積極的に行う。2016年フィラデルフィア日米協会から「最高芸術賞」・2019年山口県文化功労賞と文化庁長官表彰を受賞する。2018年久保修切り絵ミュージアムが開館。
2021年から切り絵の魅力を国内外に伝える為に「YouTube」を始める。
2024年奥田元宋・小由女美術館にて展覧会開催(広島)
2025年東奥日報新町ビル3階New‘sホールにて展覧会開催(青森)
その他、年賀はがき、切手(隅田川花火・天神祭など)、商品パッケージのデザインも担当するなど多方面で活躍している。

日本の自然と伝統文化Japanese Nature And
Traditional Culture