生理に伴う
さまざまな不調

PMDD(月経前不快気分障害)

「PMDD」は、PMSの中でも、特に気分の落ち込みやイライラなどの精神症状が強く、仕事や人間関係など日常生活に大きく影響してしまうのが特徴です。PMS症状を抱えている割合は日本人女性の50~80%程度と言われていますが、PMDDは全体の約3~8%と報告されています。

出典:厚生労働省「働く女性の健康課題とその対策」

原因

はっきりとした原因はわかっていませんが、排卵周期に伴う性ホルモンの変動や、脳内伝達物質(セロトニンや GABA など)のバランスのくずれ、遺伝的要因や社会的・心理的ストレスも発症に影響を与える可能性があると考えられています。

日本産科婦人科学会「PMS/PMDDに対する診断・治療指針」2025年3月より引用

対処法(病院での治療)

PMSと同様に、女性ホルモンのバランスを整える薬が用いられます。心(精神)の症状が強いときには、抗うつ薬(SSRI)などが使われることもあります。また、体質や症状によってその人にあった漢方薬が処方されることもあります。

ドロスピレノン・エチニルエストラジオール配合錠を含む LEP

漢方治療の考え方

PMDDは気分の落ち込み等、精神症状が強いことが特徴で、漢方医学では気(き)つまりエネルギーの流れの不調と考えます。頭痛や便秘、むくみなど体の不調を伴うことも多いため、一つの薬で複数の症状に働く漢方薬が選ばれることも。体質や状態に応じて、西洋薬と一緒に用いられる場合もあります。

生活習慣でできること

精神的な症状は、ストレスや疲れで悪化しやすいもの。日ごろから心身に負担をかけない生活を意識しましょう。特に月経前は、睡眠をたっぷりとって無理はしないで。一日の終わりはお風呂でリラックスし、カフェインやお酒は控えめにしましょう。

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監修医師

梶本 めぐみ 先生

関西医科大学総合医療センター産婦人科/漢方専門外来

産婦人科専門医と漢方専門医の知識を活かして、西洋医学と東洋医学それぞれの良いところをひきだす治療をめざしている。

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