越婢加朮湯

えっぴかじゅつとう

関節の腫れや痛み、皮膚炎の初期に使われる

「越婢加朮湯」は、炎症によって関節が熱をもった感じで腫れていたり、関節液がたまっているような場合、例えば関節の腫れや痛み、関節炎などに用いられます。
また、熱感や発赤の強い湿疹や皮膚炎などの皮膚疾患にも使われます。さらには夜尿症などにも使われることがあります。いずれも病気の初期で、比較的体力のある人に向く薬です。

口の渇きやむくみ、汗が処方の目安になる

口が渇いたり、むくんだり、汗が出たり、尿量が減ったりといった症状が処方の目安とされます。皮膚炎では、分泌物が多いような場合に使われます。

配合生薬

石膏(せっこう) 麻黄(まおう) 蒼朮(そうじゅつ) 大棗(たいそう) 甘草(かんぞう) 生姜(しょうきょう)

出典:「NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版」 (主婦と生活社)
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