
2020.03.01
養生のすすめ
薬膳
いつもの食材でまいにち薬膳 第3回 大皿で食べる家族のおうち薬膳「Wネギのえびチリ」
料理家の齋藤菜々子さんに教わる第3回目のお料理は、家族で囲む食卓を鮮やかに彩る豪華な一品「Wネギのえびチリ」。身近な食材のみを使った作りやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる簡単薬膳をご紹介します。
血行を良くし、体を温める食材をたっぷり使った「Wネギのえびチリ」
プリプリのえびに、2種類のネギをトッピングした、色鮮やかで見た目にも美味しいえびチリ。齋藤菜々子先生がお料理のポイントを動画でご紹介しています。
「Wネギのえびチリ」の作り方
ポイント
- えびを洗うときは、水がにごらなくなるまで何度か水を取り替えて洗いましょう。えびの臭みと汚れがしっかりと落ちますよ。
- えびは多めの油であらかじめ焼いておくと、プリプリの食感に! えびを焼いた油に風味が移っていますので、フライパンは洗わずそのまま使いましょう。
- 辛めがお好みの方は、器に盛る前にお好みでラー油を加えて軽く混ぜ合わせてください。
Wネギのえびチリ(調理時間15分)
材料
- 長ネギ 1本
- 小ネギ 4~5本
- A ケチャップ 大さじ4 / 鶏がらスープの素、酢、きび砂糖 各小さじ1 / 酒 大さじ1
- バナメイエビ 15尾
- 塩、片栗粉、水 各適量
- 塩、こしょう 少々
- 片栗粉 大さじ1
- サラダ油 大さじ2
- おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1
- 豆板醤 小さじ1/2
- 水 80ml
- ラー油 お好みの量
レシピ
- 長ネギはトッピング用に1/3本分を斜め薄切りにし、水に5分間ほどさらして水けをふく。2/3本はみじん切りにする。小ネギは小口切りにする。
- えびは殻をむき、背ワタを取る。ボウルにえび、塩、片栗粉(適量)を入れて軽くもみ、水を加えて洗う。ざるに上げて水けをふき、塩、こしょうをふってなじませ、片栗粉(大さじ1)をまぶす。
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、えびを並べる。強めの中火でさっと焼き、色が変わったら裏返し、両面を焼いて取り出す。
- えびを焼いたフライパンに、おろしにんにく、おろししょうが、豆板醤を入れ、弱火で混ぜながら炒める。香りが出たら、みじん切りにした長ネギを入れて炒める。
- 合わせ調味料を加えて混ぜ30秒ほど加熱し、水を加えて混ぜながらさらに加熱する。ひと煮たちしたら、えびを入れてさっと炒め合わせる。
- 器に盛り、トッピング用の長ネギと青ネギをのせる。

料理家 齋藤菜々子さん プロフィール
料理家・国際中医薬膳師
料理家のアシスタントの傍ら、日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得し、独立。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
Instagram:@nanako.yakuzen