
2018.01.01
養生のすすめ
トレーニング
冷えた体を温める! 冷え症改善ストレッチ
オフィスで作業をしているとき、バスや電車を待っているとき、カフェで友達と話しているとき、「体が冷えている!」と感じることはありませんか?
そんなとき、その場ですぐに実践できる「温めストレッチ」をご紹介しましょう。
冷えは手足だけではない!
冷えの原因は人によってさまざま。足だけが冷える人もいます。まずは、あなたの冷えのタイプをチェックしてみましょう。あなたの冷えはどのタイプ?
- 全身が冷えるタイプ「全身型」
- 手足が冷えるタイプ「四肢末端型」
- 上半身は熱いが下半身が冷えるタイプ「上熱下寒型」
- ストレスで冷えるタイプ「体感異常型」
- 各部位の症状に冷えがかかわるタイプ「症候型」
冷えたときにできる筋肉ストレッチ
冷え症の人は、じっとしている時間が続くと、筋肉がこわばり、手足の末端まで血液が届きにくくなります。座ったままの仕事中でも、身動きできない電車の中でも、ストレッチはできます。こわばった筋肉を伸ばすと、筋肉がポンプの役割となって、体の末端まで血流を促し、血行不良により冷えていた手足が温まります。
足全体の冷えに! 座ったままストレッチ
-太ももふくらはぎエクササイズ-
太ももには足先から心臓に戻る血液を送り出す筋肉があります。この筋肉が衰えると血行が悪くなり、足全体の冷えにもつながります。オフィスで冷えたとき、机の下でこのエクササイズをこっそり実践してみてください。

- 椅子に座り、片足をまっすぐに前に伸ばし、つま先を手前に引いてかかとを突き出します。ふくらはぎを伸ばした状態で15秒静止。
- 次に、つま先を遠くへ伸ばし、そのまま15秒程度静止します。
- 1と2を交互に繰り返しましょう。
足もとの冷えに! 立ったままストレッチ
-かかとの上げ下げエクササイズ-
ふくらはぎの筋肉も心臓に戻る血液を送り出すポンプの役割を果たしています。電車に乗っているとき、キッチンに立っているときに実践すれば、温かくなるだけでなく、ふくらはぎの引き締め効果もあります。

- つま先立ちでふくらはぎに負荷を感じるところで15秒程度静止します。
- 地面にかかとを降ろして、しばらく休みます。
- 1と2を交互に繰り返しましょう。
手の指先の冷えに! 話をしながら筋肉ほぐし
手のひらのもみほぐし…カフェで話をしているときや打合せで話を聞いているときは、目立ったストレッチはできないもの。そんなときは冷えてこわばった手指のもみほぐしがおすすめです。

- 手のひらの真ん中を上下にもみほぐします。
- 親指の付け根を内側にもみほぐします。
- 小指の付け根を上に向かってもみほぐします。
- 1から3を30秒で左右繰り返しましょう。
手の指先の冷えに! ひざの上でグーパー
手もみができない場合には、机やテーブルの下で、グーパーを繰り返すのも冷え解消のひとつです。
- 親指を包み込むよう中に入れてギュッと握ってグー。
- 指を反るほどに大きく開いてパー。
- これを何度も繰り返しましょう。