製品情報
効能・効果
体力中等度以下で、腹部は力がなくて、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症: 神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
症状チェック
冷えやストレスなどから胃が痛む
慢性的な胃炎症状(胃痛、胃もたれ、食欲不振など)に悩まされている
普段から胃が弱い
処方解説
胃痛や胃もたれを伴う神経性胃炎や慢性胃炎に用いられる漢方薬です。もともと胃腸が弱い方に適しています。ストレスを受けたり、からだが冷えたりすると、胃の動きが悪くなり、胃酸が過剰に分泌され、不快な症状を引き起こします。安中散は冷えた胃を温めることで、胃痛や胃もたれを伴う神経性胃炎や慢性胃炎を改善します。
成分・分量
本品2包(3.75g)中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス0.75gを含有します。
成分 | 分量 |
---|---|
日局ケイヒ | 2.0g |
日局エンゴサク | 1.5g |
日局ボレイ | 1.5g |
日局ウイキョウ | 0.75g |
日局カンゾウ | 0.5g |
日局シュクシャ | 0.5g |
日局リョウキョウ | 0.25g |
添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物を含有します。
用法・用量
次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | |
4歳以上7歳未満 | 1/2包 | |
2歳以上4歳未満 | 1/3包 | |
2歳未満 | 服用しないでください |
<用法・用量に関連する注意>
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
生薬一覧
![](../item/img_crudeDrugs_keihi.jpg)
ケイヒ(桂皮)
クスノキ科のCinnamomum cassia Blumeの樹皮または周皮の一部を除いたもの
![](../item/img_crudeDrugs_engosaku.jpg)
エンゴサク(延胡索)
ケシ科のCorydalis turtschaninovii Besser forma yanhusuo Y.H.Chou et C.C.Hsuの塊茎を通例、湯通ししたもの
![](../item/img_crudeDrugs_borei.jpg)
ボレイ(牡蛎)
イタボガキ科のカキの貝がら
![](../item/img_crudeDrugs_uikyo.jpg)
ウイキョウ(茴香)
セリ科のウイキョウの果実
![](../item/img_crudeDrugs_kanzo.jpg)
カンゾウ(甘草)
マメ科のGlycyrrhiza uralensis Fischer又はGlycyrrhiza glabra Linnéの根及びストロン、ときには周皮を除いたもの
![](../item/img_crudeDrugs_shukusha.jpg)
シュクシャ(縮砂)
ショウガ科のAmomum xanthioides Wallichの種子の塊
![](../item/img_crudeDrugs_ryoukyo.jpg)
リョウキョウ(良姜)
ショウガ科コウリョウキョウのAlpinia officinarum Hanceの根茎
お取扱いでのご注意事項
保管および取扱い上の注意
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直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
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小児の手の届かない所に保管してください。
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1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用してください。
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本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少顆粒の色調等が異なることがありますが効能・効果にはかわりありません。
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使用期限を過ぎた製品は、服用しないでください。
使用上の注意
相談すること
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次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
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服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、
直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください関係部位 症状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ -
1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
一般用漢方製剤・一般用医薬品のよくあるご質問
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食前または食間の服用とは食事の何分ぐらい前でしょうか。
漢方製剤は、通常、食前または食間の服用となっています。
食前服用とは食事の30分前、食間服用とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。
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1日2回食前となっていますが、いつ飲めば良いですか。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
1日2回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。
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薬局で購入したOTC漢方製剤(エキス顆粒)を飲んで効果が出ない場合、どのくらい服用を続ければ良いですか。
症状や疾患、漢方製剤にもよりますので、添付文書の「使用上の注意」をご確認ください。
症状が良くならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。