製品情報
効能・効果
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ
症状チェック
夜何度もトイレに起きる
尿が出にくい
我慢できずに尿が少しもれる
腰の痛みがある
体が衰え、下半身が冷えやすい
処方解説
夜間尿や慢性的な腰痛に用いられる漢方薬です。加齢に伴い、体の衰えが気になりだした方に適しています。漢方医学には成長や生殖を司る「腎」という概念があります。加齢によりその機能が低下すると「腎虚(じんきょ)」といわれる状態になり、尿トラブルなどの不調を引き起こします。八味地黄丸は、「腎」の働きを助けるとともに、体を温めて体内の水分バランスを整えることで、加齢による尿トラブルや足腰の痛みなどの症状を改善します。
成分・分量
本品2包(3.75g)中、下記の割合の八味地黄丸エキス(1/2量)2.0gを含有します。
成分 | 分量 |
---|---|
日局ジオウ | 3.0g |
日局サンシュユ | 1.5g |
日局サンヤク | 1.5g |
日局タクシャ | 1.5g |
日局ブクリョウ | 1.5g |
日局ボタンピ | 1.25g |
日局ケイヒ | 0.5g |
日局ブシ末 | 0.25g |
添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物、ショ糖脂肪酸エステルを含有します。
用法・用量
次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | |
4歳以上7歳未満 | 1/2包 | |
2歳以上4歳未満 | 1/3包 | |
2歳未満 | 服用しないでください |
<用法・用量に関連する注意>
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
![](../item/stick_134.jpg)
【スティック包装】
・1日2回の服用でOK
・携帯に便利
・服用しやすい
※画像はイメージです
生薬一覧
![](../item/img_crudeDrugs_jio.jpg)
ジオウ(地黄)
ゴマノハグサ科のアカヤジオウ又はRehmannia glutinosa Liboschitzの根(乾ジオウ)又はそれを蒸したもの(熟ジオウ)
![](../item/img_crudeDrugs_sanshuyu.jpg)
サンシュユ(山茱萸)
ミズキ科のサンシュユの偽果の果肉
![](../item/img_crudeDrugs_sanyaku.jpg)
サンヤク(山薬)
ヤマノイモ科のヤマノイモまたはナガイモの周皮を除いた根茎(担根体)
![](../item/img_crudeDrugs_takusha.jpg)
タクシャ(沢瀉)
オモダカ科のサジオモダカの塊茎で、通例、周皮を除いたもの
![](../item/img_crudeDrugs_bukuryo.jpg)
ブクリョウ(茯苓)
サルノコシカケ科のマツホドの菌核で通例、外層をほとんど除いたもの
![](../item/img_crudeDrugs_botanpi.jpg)
ボタンピ(牡丹皮)
ボタン科のボタンの根皮
![](../item/img_crudeDrugs_keihi.jpg)
ケイヒ(桂皮)
クスノキ科のCinnamomum cassia Blumeの樹皮または周皮の一部を除いたもの
![](../item/img_crudeDrugs_bushi.jpg)
ブシ(附子)
キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を加工したもの
お取扱いでのご注意事項
保管および取扱い上の注意
-
直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
-
小児の手の届かない所に保管してください。
-
1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用してください。
-
本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少顆粒の色調等が異なることがありますが効能・効果にはかわりありません。
-
使用期限を過ぎた製品は、服用しないでください。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)次の人は服用しないでください。
(1)胃腸の弱い人。
(2)下痢しやすい人。
相談すること
-
次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
-
服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
関係部位 症状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ 消化器 食欲不振、胃部不快感、腹痛 そ の 他 動悸、のぼせ、口唇・舌のしびれ -
服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
下痢。 -
1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
一般用漢方製剤・一般用医薬品のよくあるご質問
-
食前または食間の服用とは食事の何分ぐらい前でしょうか。
漢方製剤は、通常、食前または食間の服用となっています。
食前服用とは食事の30分前、食間服用とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。
-
1日2回食前となっていますが、いつ飲めば良いですか。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
1日2回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。
-
薬局で購入したOTC漢方製剤(エキス顆粒)を飲んで効果が出ない場合、どのくらい服用を続ければ良いですか。
症状や疾患、漢方製剤にもよりますので、添付文書の「使用上の注意」をご確認ください。
症状が良くならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。