製品情報
効能・効果
体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、血の道症(※)
(※)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
症状チェック
目がさえてなかなか寝つけない
最近、カッとなったり、イライラすることが増えた
年を重ねて怒りっぽくなったと感じる
眠りが浅く、歯ぎしりが気になる
処方解説
イライラや不眠、歯ぎしりに用いられる漢方薬です。ストレスなどで気がたかぶり、普段から興奮してカッとなってしまう方、目がさえて寝つけない方に適しています。漢方医学には感情をコントロールする「肝」という概念があります。「肝」の機能が失調すると感情が乱れやすくなり、イライラなどの症状がおこると考えます。抑肝散は「肝」の失調を整えることで、症状を改善する漢方薬です。3ヶ月以上のお子さまから服用でき、夜泣きにもお使いいただけます。
成分・分量
本品2包(3.75g)中、下記の割合の抑肝散エキス(1/2量)1.625gを含有します。
成分 | 分量 |
---|---|
日局ソウジュツ | 2.0g |
日局ブクリョウ | 2.0g |
日局センキュウ | 1.5g |
日局チョウトウコウ | 1.5g |
日局トウキ | 1.5g |
日局サイコ | 1.0g |
日局カンゾウ | 0.75g |
添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物を含有します。
用法・用量
次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | |
4歳以上7歳未満 | 1/2包 | |
2歳以上4歳未満 | 1/3包 | |
2歳未満 | 1/4包 |
<用法・用量に関連する注意>
1. 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させて
ください。
2. 1歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを
得ない場合にのみ服用させてください。
生薬一覧
ソウジュツ(蒼朮)
キク科のホソバオケラまたはシナオケラの根茎
ブクリョウ(茯苓)
サルノコシカケ科のマツホドの菌核で通例、外層をほとんど除いたもの
センキュウ(川芎)
セリ科のセンキュウの根茎を、通例、湯通ししたもの
チョウトウコウ(釣藤鈎)
アカネ科のカギカズラの通例とげで、ときには湯通し又は蒸したもの
トウキ(当帰)
セリ科のトウキまたはホッカイトウキの根を通例、湯通ししたもの
サイコ(柴胡)
セリ科のミシマサイコの根
カンゾウ(甘草)
マメ科のGlycyrrhiza uralensis Fischer又はGlycyrrhiza glabra Linnéの根及びストロン、ときには周皮を除いたもの
お取扱いでのご注意事項
保管および取扱い上の注意
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直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
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小児の手の届かない所に保管してください。
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1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用してください。
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本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少顆粒の色調等が異なることがありますが効能・効果にはかわりありません。
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使用期限を過ぎた製品は、服用しないでください。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
生後3ヵ月未満の乳児。
相談すること
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次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 胃腸の弱い人。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
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服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
関係部位 症状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 症状 間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 心不全 動くと息が苦しい、疲れやすい、足がむくむ、急に体重が増えた。 肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 -
1ヵ月位(小児夜泣きに服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
一般用漢方製剤・一般用医薬品のよくあるご質問
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食前または食間の服用とは食事の何分ぐらい前でしょうか。
漢方製剤は、通常、食前または食間の服用となっています。
食前服用とは食事の30分前、食間服用とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。
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1日2回食前となっていますが、いつ飲めば良いですか。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
1日2回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。
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薬局で購入したOTC漢方製剤(エキス顆粒)を飲んで効果が出ない場合、どのくらい服用を続ければ良いですか。
症状や疾患、漢方製剤にもよりますので、添付文書の「使用上の注意」をご確認ください。
症状が良くならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。