製品情報
効能・効果
体力虚弱で、手足に冷えがあり、ときに悪寒があるものの次の諸症:感冒、アレルギー性鼻炎、気管支炎、気管支ぜんそく、神経痛
症状チェック
かぜのひきはじめで悪寒が強く、熱感はほとんどない
かぜをひいてもあまり熱が上がらず、微熱が続く
日頃から手足が冷えている
花粉症などのアレルギー性鼻炎である
処方解説
「少しかぜ気味だな」「このままだと悪化しそう」といったかぜのひきはじめ(発症から1~2日が目安)に用いられる漢方薬です。もともと冷え症の方や、熱感はほとんどなく悪寒だけが強い方に適しています。かぜをひいたときに悪寒が強く微熱が続く方は、熱をつくり出す力が弱く、ウイルスを体の外へ追い出すことができません。麻黄附子細辛湯は、体が熱を作り出す力をサポートして、かぜのひきはじめ症状を改善していきます。体が冷えると悪化するアレルギー性鼻炎にも使われます。2歳以上のお子さまから服用できます。眠くなる成分は入っていません。
成分・分量
本品2包(3.75g)中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス0.75gを含有します。
成分 | 分量 |
---|---|
日局マオウ | 2.0g |
日局サイシン | 1.5g |
日局ブシ末 | 0.5g |
添加物として日局軽質無水ケイ酸、日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物を含有します。
用法・用量
次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | |
4歳以上7歳未満 | 1/2包 | |
2歳以上4歳未満 | 1/3包 | |
2歳未満 | 服用しないでください |
<用法・用量に関連する注意>
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
【スティック包装】
・1日2回の服用でOK
・携帯に便利
・服用しやすい
※画像はイメージです
生薬一覧
マオウ(麻黄)
マオウ科のEphedra sinica Stapf、Ephedra intermedia Schrenk et C.A. Meyer又はEphedra equisetina Bungeの地上茎
サイシン(細辛)
ウマノスズクサ科のウスバサイシンまたはケイリンサイシンの根および根茎
ブシ(附子)
キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を加工したもの
お取扱いでのご注意事項
保管および取扱い上の注意
-
直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
-
小児の手の届かない所に保管してください。
-
1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用してください。
-
本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少顆粒の色調等が異なることがありますが効能・効果にはかわりありません。
-
使用期限を過ぎた製品は、服用しないでください。
使用上の注意
相談すること
-
次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
- 胃腸の弱い人。
- のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人。
- 発汗傾向の著しい人。
- 高齢者。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
-
次の症状のある人。
排尿困難 -
次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
-
服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
関係部位 症状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ 消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感 その他 発汗過多、全身倦怠感、発熱、動悸、のぼせ、ほてり、口唇・舌のしびれ まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 症状 肝 機 能 障 害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 -
1ヵ月位(感冒に服用する場合には5~6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
一般用漢方製剤・一般用医薬品のよくあるご質問
-
食前または食間の服用とは食事の何分ぐらい前でしょうか。
漢方製剤は、通常、食前または食間の服用となっています。
食前服用とは食事の30分前、食間服用とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。
-
1日2回食前となっていますが、いつ飲めば良いですか。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
1日2回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。
-
薬局で購入したOTC漢方製剤(エキス顆粒)を飲んで効果が出ない場合、どのくらい服用を続ければ良いですか。
症状や疾患、漢方製剤にもよりますので、添付文書の「使用上の注意」をご確認ください。
症状が良くならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。