製品情報
効能・効果
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
症状チェック
脂肪太りである
通じが悪い
食べ過ぎや飲み過ぎで太ってしまった
おなかに脂肪がたまり、のぼせ、便秘、肩こり、むくみなどの症状がある
ふきでもの(にきび)や皮膚炎などが気になる
処方解説
便秘を伴う肥満症に用いられる漢方薬です。お腹まわりに脂肪が多い、いわゆる「脂肪太り」の方に適しています。食事量が多いと、体内に熱がたまりやすくなります。その熱をうまく発散できないと、便秘やふきでものなどの原因になると言われています。防風通聖散は、体を温めて熱を発散し、エネルギー消費を高めて脂肪の分解や燃焼を促すことで、便秘をともなう肥満症やふきでものなどの症状を改善します。
成分・分量
本品2包(3.75g)中、下記の割合の防風通聖散エキス(1/2量)2.25gを含有します。
成分 | 分量 |
---|---|
日局カッセキ | 1.5g |
日局オウゴン | 1.0g |
日局カンゾウ | 1.0g |
日局キキョウ | 1.0g |
日局セッコウ | 1.0g |
日局ビャクジュツ | 1.0g |
日局ダイオウ | 0.75g |
日局ケイガイ | 0.6g |
日局サンシシ | 0.6g |
日局シャクヤク | 0.6g |
日局センキュウ | 0.6g |
日局トウキ | 0.6g |
日局ハッカ | 0.6g |
日局ボウフウ | 0.6g |
日局マオウ | 0.6g |
日局レンギョウ | 0.6g |
日局無水ボウショウ | 0.35g |
日局ショウキョウ | 0.15g |
添加物として日局軽質無水ケイ酸、日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物を含有します。
用法・用量
次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | |
4歳以上7歳未満 | 1/2包 | |
2歳以上4歳未満 | 1/3包 | |
2歳未満 | 服用しないでください |
<用法・用量に関連する注意>
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
生薬一覧
![](../item/img_crudeDrugs_kasseki.jpg)
カッセキ(滑石)
鉱物であり、主として含水ケイ酸アルミニウム及び二酸化ケイ素からなる
![](../item/img_crudeDrugs_ougon.jpg)
オウゴン(黄芩)
シソ科のコガネバナの周皮を除いた根
![](../item/img_crudeDrugs_kanzo.jpg)
カンゾウ(甘草)
マメ科のGlycyrrhiza uralensis Fischer又はGlycyrrhiza glabra Linnéの根及びストロン、ときには周皮を除いたもの
![](../item/img_crudeDrugs_kikyo.jpg)
キキョウ(桔梗)
キキョウ科のキキョウの根
![](../item/img_crudeDrugs_sekko.jpg)
セッコウ(石膏)
天然の含水硫酸カルシウムで、組成はほぼCaSO4・2H2Oである
![](../item/img_crudeDrugs_byakujutsu.jpg)
ビャクジュツ(白朮)
キク科のオケラ根茎(和ビャクジュツ)又はオオバナオケラの根茎(唐ビャクジュツ)
![](../item/img_crudeDrugs_daio.jpg)
ダイオウ(大黄)
タデ科のRheum palmatum Linné、Rheum tanguticum Maximowicz、Rheum of ficinale Baillon、Rheum coreanum Nakai又はそれらの種間雑種の、通例、根茎
![](../item/img_crudeDrugs_keigai.jpg)
ケイガイ(荊芥)
シソ科のケイガイの花穂
![](../item/img_crudeDrugs_sanshishi.jpg)
サンシシ(山梔子)
アカネ科のクチナシの果実
![](../item/img_crudeDrugs_shakuyaku.jpg)
シャクヤク(芍薬)
ボタン科のシャクヤクの根
![](../item/img_crudeDrugs_senkyu.jpg)
センキュウ(川芎)
セリ科のセンキュウの根茎を、通例、湯通ししたもの
![](../item/img_crudeDrugs_touki.jpg)
トウキ(当帰)
セリ科のトウキまたはホッカイトウキの根を通例、湯通ししたもの
![](../item/img_crudeDrugs_hakka.jpg)
ハッカ(薄荷)
シソ科のハッカの地上部
![](../item/img_crudeDrugs_boufu.jpg)
ボウフウ(防風)
セリ科のボウフウの根及び根茎
![](../item/img_crudeDrugs_mao.jpg)
マオウ(麻黄)
マオウ科のEphedra sinica Stapf、Ephedra intermedia Schrenk et C.A. Meyer又はEphedra equisetina Bungeの地上茎
![](../item/img_crudeDrugs_rengyo.jpg)
レンギョウ(連翹)
モクセイ科のレンギョウまたはシナレンギョウの果実
![](../item/img_crudeDrugs_boushou.jpg)
ボウショウ(芒硝)
結晶水を含まない硫酸ナトリウム
![](../item/img_crudeDrugs_shoukyou.jpg)
ショウキョウ(生姜)
ショウガ科のショウガの根茎で、ときに周皮を除いたもの
お取扱いでのご注意事項
保管および取扱い上の注意
-
直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
-
小児の手の届かない所に保管してください。
-
1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用してください。
-
本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少顆粒の色調等が異なることがありますが効能・効果にはかわりありません。
-
使用期限を過ぎた製品は、服用しないでください。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
-
本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください
他の瀉下薬(下剤)。 -
授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさけてください
相談すること
-
次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
- 胃腸が弱く下痢しやすい人。
- 発汗傾向の著しい人。
- 高齢者。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
-
次の症状のある人。
むくみ、排尿困難 -
次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
-
服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
関係部位 症状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ 消 化 器 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹部膨満、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛 精神神経系 めまい そ の 他 発汗、動悸、むくみ、頭痛 まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 症状 間 質 性 肺 炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 偽アルドステロン症、
ミオパチー手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 肝 機 能 障 害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 腸 間 膜 静 脈 硬 化 症※ 長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる。 -
服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
下痢、便秘。 -
1ヵ月位(便秘に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
-
長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
一般用漢方製剤・一般用医薬品のよくあるご質問
-
食前または食間の服用とは食事の何分ぐらい前でしょうか。
漢方製剤は、通常、食前または食間の服用となっています。
食前服用とは食事の30分前、食間服用とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。
-
1日2回食前となっていますが、いつ飲めば良いですか。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
1日2回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。
-
薬局で購入したOTC漢方製剤(エキス顆粒)を飲んで効果が出ない場合、どのくらい服用を続ければ良いですか。
症状や疾患、漢方製剤にもよりますので、添付文書の「使用上の注意」をご確認ください。
症状が良くならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。