製品情報
効能・効果
体力充実して、かぜのひきはじめで、さむけがして発熱、頭痛があり、せきが出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの次の諸症:感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまり
症状チェック
かぜのひきはじめで、急な発熱、さむけがある
かぜのひきはじめで、ふしぶし(関節など)が痛む
せき込む、せきが続いてつらい
処方解説
「少しかぜ気味だな」「このままだと悪化しそう」といったかぜのひきはじめ(発症から1~2日が目安)に用いられる漢方薬です。さむけはするものの汗は出ておらず、関節などのふしぶしに痛みがある方に適しています。胃腸が丈夫な方に向いており、胃腸が弱い方や体力を消耗している方は注意が必要です。麻黄湯は体を温めて発汗を促すことでかぜを治そうとする力を強化し、急な発熱やさむけなどのかぜの症状を改善します。眠くなる成分は入っていません。
成分・分量
本品1日量90mL(30mL×3本)中、以下の生薬より抽出した麻黄湯エキス81mLを含有します。
成分 | 分量 |
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日局マオウ | 5.0g |
日局キョウニン | 5.0g |
日局ケイヒ | 4.0g |
日局カンゾウ | 1.5g |
添加物として白糖、パラベン、香料(エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、メントールを含む)を含有します。
用法・用量
次の量を、食前または食間によく振ってから服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
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成人(15歳以上) | 1本 | 3回 |
15歳未満 | 服用しないでください |
(注) 食間とは「食事と食事の間」のことで、たとえば朝食と昼食の間のことをさします。
食事中に服用するということではありません。
<用法・用量に関連する注意>
(1) 用法・用量を厳守してください。
(2) 本剤は、本質的に沈殿を含んでいますので、服用前によく振ってから服用してください。
生薬一覧

キョウニン(杏仁)
バラ科のホンアンズ、アンズの種子

マオウ(麻黄)
マオウ科のEphedra sinica Stapf、Ephedra intermedia Schrenk et C.A. Meyer又はEphedra equisetina Bungeの地上茎

ケイヒ(桂皮)
クスノキ科のCinnamomum cassia Blumeの樹皮または周皮の一部を除いたもの

カンゾウ(甘草)
マメ科のGlycyrrhiza uralensis Fischer又はGlycyrrhiza glabra Linnéの根及びストロン、ときには周皮を除いたもの
お取扱いでのご注意事項
保管および取扱い上の注意
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直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
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小児の手の届かない所に保管してください。
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誤用をさけ、品質を保持するために他の容器に入れかえないでください。
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使用期限を過ぎた製品は、服用しないでください。
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ビンをあけたら飲みきってください。
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ビンをあけたまま保存しないでください。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
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次の人は服用しないでください
体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。 -
短期間の服用にとどめ、連用しないでください。
相談すること
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次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 胃腸の弱い人。
- 発汗傾向の著しい人。
- 高齢者。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
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次の症状のある人。
むくみ、排尿困難 -
次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
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服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この製品(箱)を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
関係部位 症状 皮 膚 発疹・発赤、かゆみ 消 化 器 吐き気、食欲不振、胃部不快感 そ の 他 発汗過多、全身脱力感 まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 症状 偽アルドステロン症、
ミオパチー手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 -
1ヵ月位(感冒、鼻かぜに服用する場合には5~6回)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この製品(箱)を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
一般用漢方製剤・一般用医薬品のよくあるご質問
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食前または食間の服用とは食事の何分ぐらい前でしょうか。
漢方製剤は、通常、食前または食間の服用となっています。
食前服用とは食事の30分前、食間服用とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。
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1日2回食前となっていますが、いつ飲めば良いですか。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
1日2回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。
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薬局で購入したOTC漢方製剤(エキス顆粒)を飲んで効果が出ない場合、どのくらい服用を続ければ良いですか。
症状や疾患、漢方製剤にもよりますので、添付文書の「使用上の注意」をご確認ください。
症状が良くならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。