製品情報
効能・効果
体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの次の諸症:化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹・皮膚炎、水虫
症状チェック
赤みを伴うじんましん、湿疹・皮膚炎などがある
皮膚にかゆみや痛み、化膿がある
処方解説
皮膚トラブルの初期に幅広く用いられる漢方薬です。赤みやかゆみ、軽度の膿(うみ)を伴う方に適しています。膿を排出し、炎症を鎮めることで、じんましんや湿疹・皮膚炎などの症状を改善します。10種類の生薬が皮膚から膿などの毒素を排出させることから十味敗毒湯と名付けられました。
成分・分量
本品2包(3.75g)中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有します。
成分 | 分量 |
---|---|
日局キキョウ | 1.5g |
日局サイコ | 1.5g |
日局センキュウ | 1.5g |
日局ブクリョウ | 1.5g |
日局ボクソク | 1.5g |
日局ドクカツ | 0.75g |
日局ボウフウ | 0.75g |
日局カンゾウ | 0.5g |
日局ケイガイ | 0.5g |
日局ショウキョウ | 0.5g |
添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物を含有します。
用法・用量
次の量を、食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | |
4歳以上 7歳未満 | 1/2包 | |
2歳以上 4歳未満 | 1/3包 | |
2歳未満 | 服用しないでください |
<用法・用量に関連する注意>
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

【スティック包装】
・1日2回の服用でOK
・携帯に便利
・服用しやすい
※画像はイメージです
生薬一覧

キキョウ(桔梗)
キキョウ科のキキョウの根

サイコ(柴胡)
セリ科のミシマサイコの根

センキュウ(川芎)
セリ科のセンキュウの根茎を、通例、湯通ししたもの

ブクリョウ(茯苓)
サルノコシカケ科のマツホドの菌核で通例、外層をほとんど除いたもの

ボクソク(樸樕)
ブナ科のクヌギ、コナラ、ミズナラ、又はアベマキの樹皮

ドクカツ(独活)
ウコギ科のウドの通例、根茎

ボウフウ(防風)
セリ科のボウフウの根及び根茎

カンゾウ(甘草)
マメ科のGlycyrrhiza uralensis Fischer又はGlycyrrhiza glabra Linnéの根及びストロン、ときには周皮を除いたもの

ケイガイ(荊芥)
シソ科のケイガイの花穂

ショウキョウ(生姜)
ショウガ科のショウガの根茎で、ときに周皮を除いたもの
お取扱いでのご注意事項
保管および取扱い上の注意
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直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
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小児の手の届かない所に保管してください。
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1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用してください。
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本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少顆粒の色調等が異なることがありますが効能・効果にはかわりありません。
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使用期限を過ぎた製品は、服用しないでください。
使用上の注意
相談すること
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次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
- 胃腸の弱い人。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
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1ヵ月位(化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
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本剤の服用により、まれに症状が進行することもありますので、このような場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
一般用漢方製剤・一般用医薬品のよくあるご質問
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食前または食間の服用とは食事の何分ぐらい前でしょうか。
漢方製剤は、通常、食前または食間の服用となっています。
食前服用とは食事の30分前、食間服用とは食後2時間以上経ってから次の食事の間とされています。
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1日2回食前となっていますが、いつ飲めば良いですか。
朝・夕や昼・夕の、お食事の前など、飲み忘れの無いようご自身の生活リズムに合わせて服用してください。
1日2回服用の薬を飲み忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにしてください。
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薬局で購入したOTC漢方製剤(エキス顆粒)を飲んで効果が出ない場合、どのくらい服用を続ければ良いですか。
症状や疾患、漢方製剤にもよりますので、添付文書の「使用上の注意」をご確認ください。
症状が良くならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。