
2025.03.14
漢方ブログ
「おなかのハリ」を感じる女性の8割は、「おなかが冷えやすい」生活習慣を送っている
悩みを抱える2人に1人は対処できていない現状
目次
1、「おなかのハリ」の実態
2、「おなかのハリ」を感じる人と感じない人の違い
3、「おなかのハリ」に悩んでいる人の実態
4、おなかを温め、腸を動かす「大建中湯 だいけんちゅうとう」
株式会社ツムラ(以下、ツムラ)は、20~69歳の女性を対象に「おなかのハリに関する実態調査」を実施しました。
調査の結果、女性の2人に1人は「おなかのハリ」を感じていることが明らかとなりました。
原因の1つに「おなかの冷え」が挙げられますが、「おなかのハリ」を感じる人のうち、8割は「おなかが冷えやすい」生活習慣を送っていることもわかりました。
調査結果のポイント
•20~69歳女性の2人に1人が「おなかのハリ」を感じている。
•「おなかのハリ」を感じる人の8割が「おなかが冷えやすい」生活習慣を送っている。
•「おなかのハリ」に悩んでいる人の2人に1人が有効な対策ができていない。
・有効な対策ができている人の7割は「おなかの冷えと便秘・おなかのハリの関係性」を知っている。
1、「おなかのハリ」の実態
20-69歳女性の2人に1人は「おなかのハリ」を感じている
20~69歳の女性7,888人を対象に「おなかのハリ」を感じることがあるかを調査しました。
その結果、「日常的に感じる」が7.5%、「たまに感じる」が37.1%となり、全体の44.6%が「おなかのハリ」を感じていることが明らかとなりました。
年代別にみると、30代が最も高く、年代が上がるにつれ徐々に減少する傾向が見られます。

「おなかのハリ」を感じる人の7割は「食べ過ぎていないのに、おなかのハリを感じる」
おなかのハリを感じると回答した3,520人のうち、67.0%が「食べ過ぎていないのに、おなかのハリを感じる」と回答しました。

「おなかのハリ」を感じる人の3割が悩みを抱え、 2人に1人は気にしている
年代別にみると、若年層ほど悩んでいる割合が高く、20代では半数近くに達しています。

「おなかのハリ」で困ることのTOPは、<場面>「食事が楽しめない」、<症状>「おならの回数が多くなる」
おなかのハリを感じる時に困ることを<場面><症状>ごとに聞いたところ、それぞれ以下の結果となりました。
<場面>・・・「食事が楽しめない」が31.8%で突出しており、次いで「外出や旅行にいくのが億劫になる」「寝つけない、熟睡できない」「ファスナーが上がらない・ボタンが閉まらない」
<症状>・・・「おならの回数が多くなる」が44.3%、次いで「おなかが苦しい」「便秘が続いている」が30%を超える結果となりました。


2、「おなかのハリ」を感じる人と感じない人の違い
「おなかのハリ」を感じる人ほど「便秘」「おなかの冷え」「おならがよく出る」を感じている
「おなかのハリ」を感じる人は、感じない人に比べ、どの症状も感じている割合が高く、特に「便秘」「おなかの冷え」「おならがよく出る」が30pt以上高い結果となりました。

「おなかのハリ」を感じる人の8割が、「おなかが冷えやすい」生活習慣を送っている
「おなかのハリ」を感じる人に「おなかが冷えやすい」生活習慣を送っているかを聞いたところ、79.7%の人で、2個以上チェックがついた一方、感じない人では58.4%と、20pt程度低い結果となりました。

3、「おなかのハリ」に悩んでいる人の実態
「おなかのハリ」に悩む人の半数が、有効な対策ができていない
続いて、20~69歳の女性で「おなかのハリ」に悩む女性1,000人を対象に「おなのハリ」の対策について、調査しました。
「おなかのハリ」に悩む人のうち、14.5%が「対策していない」、30.8%が「対策しているがいずれも効果なし」と回答しており、2人に1人が有効な対策ができてないことがわかりました。

対策をしていない人ほど「おなかが冷えると、便秘やおなかのハリにつながる」ことを知らない
「おなかが冷えると、便秘やおなかのハリにつながる」ことを知っているかを聞いたころ、有効な対策ができている人の71.9%が知っていると回答した一方、対策がうまくいっていない人は49.4%、対策をしていない人にいたっては27.6%と低い結果となりました。

「おなかのハリ」に悩む人の半数以上が「腸活」経験者
「おなかのハリ」に悩む人のうち、53.8%が「腸活」の経験があると回答しました。
現在「腸活」をしている人が効果を実感した食品は、「ヨーグルト」46.8%、「乳酸菌飲料」31.8%、「きのこ類」26.9%、「野菜類」25.4%、「納豆」24.6%などが上位でした。
「腸活」で意識していることは「食生活を整える」が76.9%で突出しており、次いで「規則正しい生活を心がける」51.7%、「十分な睡眠をとる」49.1%と続きました。
「おなかを温めることを意識する」は39.6%で最下位と、まだまだ意識されていない様子がうかがえました。
腸活で期待する効果上位は「便秘の改善」が70.8%、「おなかのハリの改善」が60.4%。TOP2と比べると「おなかの冷えの改善」は、37.9%と低い結果となりました。


今回の調査では、20~69歳の女性のうち2人に1人が「おなかのハリ」を感じており、「おなかのハリ」を感じる人の8割が、「おなかが冷えやすい」生活習慣を送っていることが明らかとなりました。
また、「おなかのハリ」に悩んでいる人のうち、有効な対策ができている人とできていない人の割合はおおよそ半々で、2人に1人は「おなかのハリ」に対処できていない現状が見えてきました。
一方、有効な対策ができている人の7割は「おなかの冷えと便秘・おなかのハリの関係性」を知っており、対策がうまくいっていない人や対策をしていない人と2割以上の差があることもわかりました。
では、おなかを温めることで、おなかのハリを改善するためには、どのような対策方法があるのでしょうか。
4、おなかを温め、腸を動かす「大建中湯 だいけんちゅうとう」

おなかが冷えると、消化吸収機能が低下し、腸の動きが鈍くなることで、便やガスが溜まりやすくなります。
その結果、おなかのハリ、便秘、下腹部痛といった不快な症状につながります。
「大建中湯」は、おなかを内側から温め、血流を改善し、弱った腸の働きを活発にすることで、お腹のハリや下腹部痛を改善してくれる漢方薬です。
「大建中湯」という名前には、「中(おなか)を建てる」、つまり「胃腸を元気にする」という意味が込められています。
【おすすめポイント】
•おなかにガスが溜まりやすい
•いつもおならを我慢している
•おなかが張ってつらい
上記のような悩みを抱えている方におすすめです。
【効能・効果】
体力虚弱で、腹が冷えて痛むものの次の諸症:下腹部痛、腹部膨満感
大建中湯について詳しく知りたい方はこちら
「おなかのハリに関する実態調査」 調査概要
- 実施時期:2025年2月7日(金)~2月12日(水)
- 調査手法:インターネット調査
- 調査対象:
【スクリーニング調査】全国の20~69歳の女性:7,888人
【本調査】おなかのハリに悩んでいる・食べ過ぎていないのにおなかのハリを感じる人:1,000人(各年代200人) - 調査実施機関:株式会社クロス・マーケティング
- 調査主体:株式会社ツムラ