2026.08.18

漢方ブログ

夏の頭痛やだるさ、むくみはなぜ起こる? 暑い季節の体調管理のポイント

夏は気温や湿度が高くなり、体調を崩しやすい季節です。暑さが続くなかで、「頭が重い」「だるい」「むくみやすい」といった不調を感じる方もいるのではないでしょうか。こうした不調には、体内の水分バランスの乱れが関係しているかもしれません。この記事では、水分バランスと熱の関係、夏に起こりやすい不調の原因や対策、体調管理のポイントについて紹介します。

暑い日に体調を崩しやすくなる理由

夏は気温や湿度が高く、汗をかくことで体内の水分や塩分が失われやすくなります。また、冷房の効いた室内と屋外との温度差や、冷たい飲み物をとり過ぎることで、自律神経や体温調節機能に負担がかかることもあります。その結果、頭が重い、からだがだるい、むくみやすいなど、さまざまな体調不良につながることがあります。

汗で水分・塩分が失われる

汗は、からだの熱を逃がして体温を調節する大切な役割を担っています。しかし、汗をたくさんかくと、体内の水分だけでなく塩分も失われます。水分や塩分が不足すると、汗をかくための材料が足りなくなったり、体内の水分バランスが崩れたりして、体温調節がうまく働きにくくなることがあります。
とくに大量に汗をかいた後は、水分と塩分をあわせて補給することが大切です。

からだに熱がこもりやすくなる

高温多湿の環境では、汗が蒸発しにくく、からだの熱を十分に逃がせなくなります。からだに熱がこもると、体温調節に負担がかかり、だるさや頭痛などの不調を感じやすくなります。暑さが厳しい日は、こまめな水分補給に加えて、涼しい場所で休むことも大切です。

冷房や冷たい飲み物でからだのめぐりが乱れることも

冷房の効いた室内と屋外との温度差や、冷たい飲み物・食べ物の取り過ぎは、体内のめぐりを乱す原因になります。胃腸が冷えて働きが低下すると、水分代謝にも影響を及ぼし、むくみや頭がだる重いといった不調につながります。また、からだが冷えると血流が低下し、全身に酸素や栄養が届きにくくなるため、疲れが取れにくくなったり、だるさを感じたりすることもあります。

夏に起こりやすい頭痛・だるさ・むくみ

夏の不調には、汗によって水分や塩分が失われることだけでなく、体内の水分がうまくめぐらないことも関わる場合があります。 たとえば、水分や塩分が不足すると、体温調節がうまく働きにくくなり、頭痛やだるさ、めまい、はきけなどにつながることがあります。
一方で、冷房による冷えや運動不足、冷たい飲み物のとり過ぎなどで、血流や水分のめぐりが滞ると、むくみや重だるさを感じることがあります。
つまり、夏の不調は「水分不足」だけでなく、「水のめぐりの乱れ」として捉えることもできます。漢方では、こうした体内の“水”の偏りや滞りに着目して、不調を考えます。

夏の体調管理で意識したいこと

夏の不調を防ぐためには、まず暑さを避け、こまめに水分を補給することが大切です。汗を多くかいたときは、水分だけでなく塩分も失われやすいため、スポーツドリンクなどを状況に応じて取り入れましょう。
また、暑い日は無理をせず、涼しい場所で休むことも大切です。頭痛やだるさ、はきけなどがある場合は、からだを休めながら水分を少量ずつ補給しましょう。症状が強い、改善しない、意識がぼんやりするなどの場合は、熱中症の可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

一方で、夏の不調には「水分が足りない」だけでなく、体内の水分がスムーズにめぐっていないことも原因となることがあります。漢方では、体内をめぐる“水”のバランスに着目して、不調を考えます。

水分バランスの乱れが気になる夏の不調に「五苓散(ごれいさん)」


五苓散
ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒A(第2類医薬品)

五苓散は、体内をめぐる「水」のバランスに着目した漢方薬です。

私たちのからだにとって、水分は生命活動を支える大切な基盤であり、血液や体液として全身をめぐり、酸素や栄養素を運ぶほか、老廃物の排出や体温調節など、さまざまな役割を担っています。

しかし、暑い季節は汗によって水分が失われやすい一方で、冷房や冷たい飲み物の影響などにより、体内の“水”のめぐりが乱れることもあります。漢方では、こうした「水」の偏りや滞りが、頭痛やめまい、はきけ、むくみなどの不調につながると考えます。

五苓散は、体内の「水」のバランスを整えることで、こうした不調にアプローチする漢方薬です。のどが渇いて尿量が少ない方で、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う暑気あたり、頭痛、むくみなどに用いられます。

1日2回服用の顆粒剤で、持ち運びしやすいスティックタイプのため、外出先でも服用しやすいのが特徴です。

【効能・効果】
体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔


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夏の不調を感じたら早めの対策を

夏は汗や暑さ、冷房などの影響で体内の水分バランスが乱れやすく、頭痛やむくみなどの不調が現れやすい季節です。暑さを避ける工夫をしながら、適切な水分・塩分補給と休息を心がけましょう。それでも夏の体調不良が気になるときは、「五苓散」も選択肢の一つです。



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