2026.09.03

漢方ブログ

夏に便秘やおなかのハリを引き起こす意外な要因とは?原因と対策を解説

暑い日が続くと、冷房の効いた室内で過ごす時間が長くなったり、冷たい飲み物をとったりする機会が多くなります。からだは暑さを感じていても、実はおなかは冷えていることがあります。
便秘に伴うおなかのハリやガスだまりがつらいときには、水分不足や食生活の変化だけでなく、「おなかの冷え」によって腸の動きが鈍っている可能性にも目を向けてみましょう。
この記事では、夏に便秘やおなかのハリが気になるときの原因と対策、おなかを温めて胃腸の働きを整える漢方薬という選択肢について解説します。

夏に便秘やおなかのハリが気になる原因

便秘は、水分摂取量や食事量、運動量、ストレス、体の冷えなど、さまざまな要因が関係して起こります。夏は暑さや食生活の変化など、便秘を引き起こしやすい要因が重なる季節です。ここでは、夏特有の便秘の原因を解説します。

汗による水分不足で、便が硬くなりやすい

夏は汗をかくことで体内の水分が失われやすくなります。水分が不足すると、便に含まれる水分も少なくなるため、便が硬くなり、排便しづらくなります。とくに汗を多くかいた日や、こまめな水分補給ができていない日は注意が必要です。便秘が気になるときは、のどが渇く前から少しずつ水分を補給することを心がけましょう。

食事量や食物繊維が減ると便の材料が不足しやすい

暑さで食欲が落ちると、そうめんなど冷たくて食べやすいものだけで食事を済ませてしまいがち。食事量が減ったり、野菜・果物・海藻類・きのこ類などを食べる機会が少なくなったりすると、食物繊維が不足しやすくなります。
食物繊維には便のかさを増やすほか、腸を刺激する働きがあるため、食物繊維の摂取量が減ると、便秘につながります。便秘が気になるときは、食物繊維を含む食品を積極的に取り入れましょう。

暑さで活動量が減ると、腸への刺激も少なくなる

暑さや夏バテで外出や運動を控える日が続くと、腸への刺激も少なくなり、便通に影響することがあります。
無理に激しい運動をする必要はありませんが、涼しい時間帯に歩く、室内でストレッチをするなど、できる範囲でからだを動かすことから始めてみましょう。

見落としがちな要因「おなかの冷え」

夏に便秘やおなかのハリが気になるときは、水分不足や食生活だけでなく、冷房や冷たい飲食物による「おなかの冷え」にも目を向けてみましょう。
おなかが冷えたり、腸の動きが鈍ったりすると、便やガスがスムーズに動きにくくなり、おなかが張るように感じることがあります。「便秘薬を使うほどではないけれど、おなかのハリがつらい」「ガスがたまって苦しい」と感じる方は、腸の動きやおなかの冷えという視点から見直してみることも大切です。

今日から始めたい夏の便秘・おなかのハリ対策

夏の便秘を改善するには、水分補給や食生活の見直しと共に冷え対策も大切です。毎日の生活で無理なく取り入れられるポイントを紹介します。

こまめに水分をとる

汗をかきやすい夏は水分をとっているつもりでも、体内の水分が不足しやすくなります。便が硬くなるのを防ぐためにも、のどが渇く前に、こまめに水分をとりましょう。

見落としがちなのが、就寝中の発汗です。寝ている間もコップ1杯分(約200mL)の汗をかくといわれています。寝る前にコップ1杯程度の水分をとる習慣をつけると、水分不足の予防につながります。

冷たい飲み物を一度にたくさん飲むと、胃腸に負担をかけてしまうことがあるため、注意しましょう。常温の水や麦茶、白湯などを取り入れ、からだを冷やし過ぎないことも大切です。

いつもの食事に食物繊維を意識した具材をプラスする

暑い日はそうめんや冷たい麺類だけで済ませがちですが、それだけでは食物繊維やたんぱく質、副菜が不足しやすくなります。

たとえば、わかめやオクラを添えたり、副菜に野菜やきのこを取り入れたりするだけでも、食事のバランスが整いやすくなります。ヨーグルトや納豆などの発酵食品も組み合わせることで、腸内環境を整えることにつながります。

適度にからだを動かす

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、腸への刺激が加わり、便通を整えるサポートにつながります。
暑い日中の運動は避け、比較的涼しい朝や夕方に散歩をしたり、室内でストレッチをしたりするだけでも、運動不足の解消につながります。まずは今よりも「プラス10分」を意識してからだを動かすことから始めてみましょう。

おなかを冷やさない

冷房の効いた室内では、体全体は暑く感じていなくても、おなかが冷えていることがあります。冷房の設定温度を下げ過ぎない、羽織ものやひざ掛けを活用する、冷たい飲み物ばかりに偏らないなど、おなかを冷やさないよう心がけましょう。

暑い時期はシャワーだけで済ませてしまいがちですが、10~15分ほど湯船につかることも、からだを温める習慣につながります。

便秘に伴うおなかのハリに「大建中湯 だいけんちゅうとう」


大建中湯
ツムラ漢方大建中湯エキス顆粒(第2類医薬品)

水分補給や食生活の見直し、おなかを冷やさない工夫をしても、便秘に伴うおなかのハリが気になる場合は、漢方薬を取り入れてみるのも一つの方法です。

まずは、便を出すことだけでなく、おなかの冷えや胃腸の働きにも目を向けてみましょう。
腸活というと、乳酸菌や食物繊維をとることを思い浮かべる方も多いかもしれません。もちろん腸内環境を整えることは大切ですが、便やガスをスムーズに動かすためには、胃腸そのものの働きにも目を向けることが大切です。

大建中湯は、おなかを温め、腸の動きを正常に整えることで、おなかのハリや痛みを改善する漢方薬です。夏は冷房や冷たい飲み物・食べ物の影響で、体は暑くてもおなかが冷えていることがあります。おなかが冷えると、胃腸の働きが乱れ、便やガスがたまりやすくなることがあります。
便秘に伴うおなかのハリが気になるときは、「便を出す」対策だけでなく、冷えて動きが鈍ったおなかを温め、腸の働きを整えるという視点も大切です。

【効能・効果】
体力虚弱で、腹が冷えて痛むものの次の諸症:下腹部痛、腹部膨満感



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夏こそおなかを冷やさない工夫を

夏の便秘やおなかのハリは、水分不足や食生活の乱れ、運動不足だけでなく、冷房や冷たい飲み物などによるおなかの冷えが関係していることがあります。こまめな水分補給やバランスの良い食事、適度な運動を心がけるとともに、おなかを冷やさない工夫を取り入れることも大切です。セルフケアだけでは改善しにくい場合は、おなかを温めて腸の働きを整え、おなかのハリや下腹部痛を和らげてくれる漢方薬「大建中湯」を選択肢の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。



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