ツムラOTC漢方製剤10品目を11月6日(火)から韓国で販売開始
2001年11月01日
  • ニュースリリース

株式会社ツムラ(本社:東京、社長:風間八左衛門)では、韓国・第一薬品株式会社に対して、OTC漢方製剤のエキス顆粒の輸出を開始し、11月6日より、第一薬品が最終製品を製造し販売します。

韓国で日本の漢方製剤が販売されるのは、これが初めてのことです。当社からは、葛根湯など10品目の漢方エキス顆粒を第一薬品株式会社に輸出し、第一薬品が現地で最終製品を製造し販売します。当社は第一薬品に対し、最終製品の製造工程及び品質管理に対する技術支援のほか、科学的データや営業支援ツールの提供などによる販売支援を行います。
韓国では2000年7月から100%医薬分業が行われるなど、医薬品市場が大きく変化しており、今後、OTC漢方エキス製剤の市場拡大が見込まれています。また、韓国保健福祉部が高品質な漢方エキス製剤の製造を指導していることからも、当社の漢方製剤は、韓国の方々の健康維持に貢献できると判断したものです。
韓国では、漢方エキス製剤はOTC薬に分類されており、処方箋薬としては刻み生薬の組み合わせによる煎じ薬が認められています。今回発売する10品目は新たな市場創造という観点から、OTC薬の販売動向ではなく、漢方煎じ薬の処方頻度を参考に選択したものです。発売1年目はテストマーケティング期間と位置付け、第一薬品の特約薬局の一部に限定した販売を行います。基本的に科学的データに基づく情報力と高品質を訴求する戦略をとり、テストマーケティングの結果等に基づき、追加処方の検討を行っていく予定です。

事業の概要

販売開始日 2001年11月6日(火)
導出先 第一薬品株式会社
 本社:大韓民国ソウル特別市瑞草区盤浦洞
 代表理事(社長):韓昇洙
 設立:1959(昭和34)年3月
 資本金:73億ウォン(2000年)
 売上高:1,040億ウォン(2000年、製薬業として第10位)
 事業内容:医薬品製造、販売、輸入、輸出
導出品目 ツムラ漢方 葛根湯 エキス顆粒(韓国での製品名「和感」)
ツムラ漢方 柴胡桂枝湯 エキス顆粒(   〃 「回陽」)
ツムラ漢方 半夏瀉心湯 エキス顆粒(   〃 「清逆」)
ツムラ漢方 五苓散料 エキス顆粒(   〃  「利水」)
ツムラ漢方 小青竜湯 エキス顆粒(   〃  「止咳」)
ツムラ漢方 当帰薬散料 エキス顆粒( 〃  「破邪婦」)
ツムラ漢方 桂枝茯苓丸料 エキス顆粒( 〃  「清月」)
ツムラ漢方 補中益気湯 エキス顆粒(  〃  「補労」)
ツムラ漢方 防風通聖散 エキス顆粒(  〃  「両解」)
ツムラ漢方 薬甘草湯 エキス顆粒(  〃  「健脚」)
韓国における
初年度販売目標
1億3,000万円(韓国の漢方薬市場における占有率:約1.4%)

お問合せ先

広報部広報課 担当:本多
 TEL 03-3221-0158 FAX 03-3221-3776
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