痔疾治療薬「MPEC(TJN-219)」の開発中止
2004年01月01日
  • ニュースリリース

株式会社ツムラ(本社:東京、社長:風間八左衛門)では、痔疾治療薬として開発段階にあり、後期第Ⅱ相臨床試験を終了した「MPEC(TJN-219)」について、これ以降の開発を中止しました。

TJN-219は、当社が1995年に米国サムアマー社とライセンス契約し、新規作用機序を有する注入軟膏の痔疾治療薬として、当社が国内で開発を進めてきた新規化合物です。今回 、実施終了した後期第Ⅱ相臨床試験の成績を検討したところ、痔疾に対する有効性は伺えたものの、当社が期待した成績が得られず、今後開発を継続し医薬品としての承認を得たとしても、当初予測した売上が得られないと判断しました。そこで本製品の開発を、2003年12月31日をもって中止しました。さらに本製品の開発権をサムアマー社に返還しました。

当社は、主力の漢方製剤に関連する研究、開発は勿論のこと、現在、開発中の品目について引き続き医薬品としての早期上市を目指し、注力してまいります。

お問合せ先

広報部広報課 担当:小平
 TEL 03-3221-0158 FAX 03-3221-3776
 102-8422 東京都千代田区二番町12-7
 http://www.tsumura.co.jp/