INTERVIEW #02

「作業手順書」で、
品質も、安全性も、
効率性も高めたい。

「作業手順書」で、
品質も、安全性も、
効率性も高めたい。

Profile

生産本部 静岡工場 製造二部 製造六課
物質工学科卒

  • # 生産(製造)
  • # 2013年入社

入社理由

入社試験を受ける前に、ツムラの静岡工場を見学させてもらいました。漢方薬の製造にはいろいろな工程があることが分かりましたし、「入社したらこんな仕事をするのかな?」というイメージもふくらみました。もともとツムラに興味を持ったのは、「自然と健康を科学する」という経営理念に共感したからです。鳥取の自然豊かな土地で育った私は自然が大好きで、自然を大切にするツムラに惹かれました。また、祖母がツムラの漢方製剤を服用していて、私も「誰かの健康を支えたい」と考えたのです。

高専では化学を専攻し、植物由来の「菌」に含まれる有効な成分について研究していました。そのため、化学専攻の私が、製造の仕事で役に立てることがあるだろうか?という不安がありました。けれど、高専の一つ上の先輩が静岡工場で活躍されていたり、同級生も一緒に入社することが決まっていたことが、背中を押してくれました。今はツムラに入って本当によかったと思います!

現在の仕事内容

医療用漢方製剤の製造工程において、私が担当しているのは「エキス顆粒」をパッケージして、箱に詰める工程です。使用する製造機械の操作や点検には、人が介在する必要があるのですが、一人ひとりの扱い方がバラバラになってしまっては、正しいものをつくることができません。そのため操作や点検の手順をまとめた「作業手順書」を管理し、整備することが私の仕事です。

茨城工場では少ない品目で1品目あたりの生産量が多い「少品種大量生産」、静岡工場では多くの品目で1品目あたりの生産量が少ない「多品種少量生産」となっています。静岡工場では100近い品目を扱うため、覚えることが多いですし、日々更新されていく「品質基準」に合わせて製造工程を最新の状態へアップデートしていくことが求められます。特に、アメリカや中国市場への進出を見据えて、日本市場のみならず海外市場の「品質基準」を参考に、日本市場にはない「不足した観点」を加えていく大変さもあります。新しい知識を学びながら、品質保証部の方々と協力しながら取り組んでいるところです。

仕事で意識していること

入社2年目から「作業手順書」の管理を任されているのですが、最初は分からないことだらけでした。たくさんの方に相談をして、一つひとつの経験を積み重ね、今では相談されることが増えてきました。 どんな時も「自分事」として取り組んできたのがよかったのかもしれません。自分が起こしたトラブルでなくても、「自分だったらどう対処するか」を考えてきたんです。「作業手順書」は単なるマニュアルではなく、漢方製剤の品質を保持するために、作業の効率性と安全性を高めるために欠かせない重要な文書だから、これからも「自分事」を大切にしていきたいですね。

嬉しいのは、「作業手順書の管理業務」を教えた後輩たちが、周りから頼られている姿を見ることです。「これまでやってきたことは間違っていなかったんだ」という自信に繋がっています。そして、入社したばかりの私を信頼し、任せてくれた先輩方の「勇気」にも気づくことができました。本当にありがたいです。私もみんなを信頼して、どんどん任せたいと思います。

次なる挑戦

ツムラが「自然を大切にしている企業」だと認められるような活動をしていきたいんです。具体的には、膨大な紙の資料の電子化を進めていきたいです。もちろん見やすさから紙の資料のメリットは大きいのですが、他部署とも協力して、出来るところから始めていきます。さまざまな部門に散らばっている「作業手順書」を一つに統合したり、情報量をコンパクトにしたりする活動も、「自然を大切にする活動」に繋がると考えています。

私はやっぱり自然が大好きなんです。就職を機に移り住んだ静岡は、生まれ育った鳥取と同じくらい山もあって、海もあって、自然に恵まれています。休日には、家族や会社の仲間とキャンプに出かけますし、富士登山にも挑戦しました。夜勤を終えたあとに、釣りやサーフィンに出かける同僚もいます。自然に親しみ、自然に癒されながら、自然を大切にしていく。経営理念の「自然と健康を科学する」を体現していきたいです。