INTERVIEW #15

「食」で健康を支える
新しいビジネス創造。

「食」で健康を支える
新しいビジネス創造。

Profile

ヘルスケア本部 事業企画部商品開発課
社会学部卒

  • # ヘルスケア(新規事業)
  • # 2022年入社

入社理由

ツムラは3社目の会社です。大学卒業後はインターネット調査会社へ営業として入社しました。私が集めた消費者の声を元に、商品の中身やパッケージをブラッシュアップする開発職の姿を見て、「私も作る側になりたい」と食品メーカーに転職しました。「健康」をテーマにしたヘルシーなゼリーの商品企画に6年半携わり、ステップアップを求めて転職活動をする中で、ツムラに出会いました。
2022年のツムラは、食品業界への参入が決定したタイミングでした。漢方薬メーカーとしての歴史が長く、「健康」への造詣も深いツムラならば、「食品の領域でもお客様に喜んでいただけるアイデアを実現できるかもしれない」と強く興味を惹かれました。正直、立ち上がったばかりの部署へ参画することへの不安はありました。けれど選考を通して、社員の優しい人柄や離職率の低さなど、ライフステージが変わっても長く働ける環境だと感じました。腰を据えてやりたいことを追求していける会社として、最後の転職のつもりでツムラにやってきました。

現在の仕事内容

食品の企画担当として、お客様の健康に貢献できる商品をゼロから生み出そうと頑張っています。今、大切にしているテーマは「養生」です。「ちょっとした身体の不調はあるけれど、薬が必要なほどではない」。そういった方々の体と心が健康になるような商品づくりを意識しています。
この仕事の難しいところは、「漢方薬の常識をそのまま食品に落とし込むことができない」ことです。
漢方薬は、すでに生薬の量が細かく設計されています。しかし、その中には食品に使えない生薬もある。調合を1つでも変えてしまうと「効果があること」を実証できなくなってしまうんです。さらに、食品においては美味しいと思える味、食べたくなる見た目、続けやすい価格を確保しながら、会社の利益も追求しなければいけません。生薬を配合している商品や、薬膳を謳う商品は世の中にたくさんありますが、効果が実証されているものは少ないと思います。誰も取り組んでいないことに挑戦し、切り開いていけることがこの仕事の難しさであり、面白さでもあります。

仕事で意識していること

「漢方メーカーで食品を開発する」という挑戦は、まさに「新しいビジネス創造」です。私が所属している事業企画部商品開発課だけで成功させることはできません。原料調達をしてくれる部署、商品の品質をチェックしてくれる部署、パッケージデザインや商品名の表現や権利面を確認してくれる部署など、部署や役職の垣根を超えた協力が必要です。今ある仕組みを使いつつも、新しい仕組みも作らなければいけませんから、ステークホルダー全員が理解し、納得して取り組めるように努めています。他人を巻き込む力は、これからも伸ばしていきたいスキルです。
知識の面では、生薬に関する知識は引き続きインプットして増やし続けたいですね。入社前は生薬について詳しくなかったのですが、「この植物の根っこにこんな効果があるんだ!」とか「組み合わせることによって効果が生まれるんだ!」とか、勉強しても知識が追いつかないほど奥が深く、すっかり生薬の奥深さのトリコになっています。

次なる挑戦

まずは、「食品の領域」における「新しい商品」を世の中に出していきたいです。どんな商品がお客様に求められる良品かは、私たち社員だけで考えていても答えに辿り着くことはできませんから。いただいたお客様の声を元に、より良い企画をして、たくさん開発していきたいので、発売できる日が待ち遠しいです。漢方が苦手という方にも「食品」を通して「生薬」という素晴らしい素材をお届けできるよう、社員一同頑張っています!
そしていずれは、商品を発売して終わりではなく、「養生」をサービスの形にできたらいいなと思います。「夢は言葉にしないと叶わない」といわれているので、これからも自分の想いを言葉にしながら、一歩一歩新しいビジネスに挑戦していきます。