研究(生薬栽培)

生薬や薬用植物の栽培に関する研究を行います。
生産者に役立つ技術改良や栽培技術の開発など幅広い課題解決に取り組みます。

業務内容

生薬栽培に関する研究を行う部門では、漢方薬原料の生薬や、原料となる薬用植物の栽培に関する研究開発を行っています。具体的には、収穫量を増やす、病害虫対策や作業の効率化など、生産者に役立つ技術改良だけでなく、優良品種の育成や野生植物の採集に頼っている生薬の栽培技術の開発、植物工場での生産技術開発など、幅広い課題解決に取り組みます。
生薬は野外で栽培するため、生産量や品質は、天候や栽培地の環境に大きく左右されます。高品質な生薬を安定供給するためには多くの課題があり、その最上流を改良できることがこの業務におけるやりがいと言えます。また室内、研究農場での試験以外にも、日本、中国などの各地の生産現場へ赴いてフィールドワークを行うことも多い仕事です。

1日のスケジュール

  • 09:00

    出社

    生薬の分析や植物の培養実験を行います。粉砕などの体力がいる作業もあるので、前日にきちんと睡眠をとっておくことが大事です。午前中は考える時間も作り、担当業務に関する情報収集や試験計画の立案、生薬の勉強も行います。

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    打合せ

    リフレッシュした後は、頭をフル回転させて打合せ。共に課題解決に取り組む皆さんと一緒に、業務の課題や問題点を洗い出していきます。一人では導くことが難しい解決策も、皆で取り組めば、これだ!という着想に繋がります。

  • 15:00

    デスクワーク

    実験データの取得と、データ解析は必ずセット。パソコンと向き合う時間が必要です。化合物情報と統計学の手法を活用して、データを見える化します。どのように結果をアウトプットしていくのか、打合せの内容も踏まえて資料を練っていきます。

  • 17:00

    翌日の準備

    1日を振り返り、翌日以降のスケジュールを調整します。出社後、すぐに実験に取り組めるように準備をします。

  • 17:45

    退社

部門責任者からのメッセージ

求めるスキルについて

植物の栽培や農業への関心が高いことに加え、畑仕事や生産現場への出張を苦にせず、社外の方々を相手としたコミュニケーション能力が高い人財が望ましいです。また、中国語や英語が使えると、海外での活躍の可能性も高まります。植物や農薬、植物病理に関する知識も必要ですが、一人ではなくチームで取り組むため、すべてを最初から知っている必要はありません。広く浅い知識よりも、特に強みを持つ分野で自身の持つ存在感を発揮できると考えています。

キャリアプランについて

はじめは先輩研究員の指導のもと、企業研究者としての知識と研究の流れを学びます。その後、優先度の高い課題に取り組みますが、従来のやり方にとらわれず、他分野からの知識や情報を積極的に取り入れ、新たな試みにチャレンジする姿勢が重要です。現場での経験を通じて広い視野と高い視点を持ち、将来は海外での生薬研究や調達業務など、多様なキャリアを築けるようになっていただきたいと考えています。

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