調達(生薬)

漢方製剤の原料となる生薬の調達を行います。
生産団体との調整や生産者への栽培指導など、業務は多岐にわたります。

業務内容

生薬の調達に関する業務としては、漢方製剤に使用する原料生薬の調達からはじまり、GMP製造所へ納入するまでを担っています。当社で使用する原料生薬は、約90%を中国から、残りの約10%を日本やラオスなどから購入しており、すべての調達に関われることにやりがいを感じています。日本国内からの調達は、各地の生産団体との栽培計画や各種契約条件の調整や生産者への栽培指導、出荷に伴う検品など、生薬生産のすべてに関わることができます。海外調達業務では、関係会社との調達施策の立案調整、調達状況の進捗管理、状況に応じた生薬生産現場での生産指導、各種交渉などを実施します。また、フィールド業務に限らず、原料生薬の原価管理、契約管理などの事務業務もあり、多種多様な業務に関わることが調達業務の特徴です。

1日のスケジュール

  • 09:00

    出社

    取引先や社内の人から来ている連絡に返事をします。連絡の内容に応じて今日優先的にやらなくてはならないことを整理します。出張明けの場合は上長に出張内容を簡単に速報で報告します。良い情報も悪い情報もなるべく早く伝えて次の対策を考えます。

  • 10:00

    取引先からの情報収集

    生薬の栽培や加工の状況を取引先に確認します。天候によって生産量が左右されるため、日頃から情報交換を小まめに行い状況把握に努めるようにしています。聞き取りの内容によっては現場確認のための出張を計画し、取引先と電話やメールで内容を調整します。

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    資料作成

    社内決裁を得るための資料を作成します。生薬の購入単価の決定や産地への取り組みについてなど内容は様々です。調達業務は大きな金額を扱うことも多いため、ミスなく、上長が分かりやすい資料作成を心がけています。その他には生産者へ栽培や加工方法のポイントを伝える講習会用の資料も作ります。

  • 15:00

    会議・打合せ

    担当している生薬や産地が関わる会議に出席します。オンライン会議にてR&D部門の方と生薬の栽培課題について議論したり、生薬品質を管理する方と性状や成分について議論したりすることもあります。また安定的な生薬供給のために調達や製造の状況について進捗を報告する会議も定期的に開催されています。

  • 17:00

    業務整理

    処理できなかった業務の整理を行います。出張が控えている場合は出張先で使用する印刷物の準備を行い、不在時に対応が必要な業務がある場合は代わりに対応してもらう人へ引継ぎを行います。

  • 17:45

    退社

部門責任者からのメッセージ

求めるスキルについて

農業関連の知識を保有していること、中国語スキルを持っていることなどが強みになります。しかし、入社後のOJTや自己啓発などで十分習得が可能ですので、入社前の必須スキルではありません。生薬生産団体の担当者や生産者の皆さまなど、現場の方々との交流が必須であり、何よりもコミュニケーションスキルが重要となります。そして、漢方製剤の原料となる生薬の調達を支える人員として、強い責任感を持ち合わせている人財を求めています。

キャリアプランについて

配属された後、数年間は国内の担当として、生産団体との折衝を通して調達業務の基礎を習得します。そこで数年経験を積んだ後、本人の適正を判断して国内でも規模の大きな生産団体を担当する他、海外関連会社の調達担当を担うこともあります。また、一定のキャリアを積んだ方には、自身の担当産地、担当業務だけではなく、各生薬品目の調達全体の管理に携わるなど、より広い視点が必要な業務を担当し、原料生薬の安定供給に向けた施策立案や実行などの業務が想定されます。

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インタビュー

INTERVIEW #01

私が調達した生薬が、薬になる。だから、いい加減な仕事はしない。

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