工程から見る

ツムラの品質を支える
5つのプロセス

ツムラではお客様に安全な生薬を届けるために、
各段階における生産履歴情報を記録として残す
生薬トレーサビリティ体制と
ツムラ生薬GACPを運用しています。
品質に対するこだわりと、
どの工程でどのような項目を確認しているかご紹介します。

01生薬の栽培・調達

01-1

中国の奥地で品質を守る​~日本の漢方を支える者たち~

日本の漢方を支える品質管理の舞台裏。原料生薬の多くは、中国の大地で育てられています。中国・深圳の駐在員は、これまで84カ所の産地を訪問。雲南省では、ツムラ独自の品質管理基準「ツムラ生薬GACP」に基づき、農薬管理や栽培記録の徹底を確認します。種まき、農薬散布、収穫までをスマートフォンで記録し、遠く離れた畑の情報も見える化。さらに、農家や現場監督、産地会社との信頼関係が、安全で高品質な生薬を支えています。​

01-2

乾燥の大地で新たな息吹を~生薬栽培の最前線~

舞台は中国北西部・甘粛。かつて半分砂漠のようだった乾燥の大地で、漢方薬に欠かせない生薬「甘草」の大規模栽培が進められています。ツムラの中国駐在員は、天津の拠点から現地へ向かい、栽培データや品質管理の実態を確認します。優れた甘草を育てるため、組織培養による研究、黄河から水を引く点滴灌漑、大型機械による均一な栽培、アプリを使った作業記録まで徹底。医療用医薬品にふさわしい品質を目指し、現地パートナーとともに挑む最前線を追います。​

01-3

漢方の未来を切り拓く土地~夕張ツムラ物語~

北海道・夕張。冷涼な気候と広大な土地を生かし、日本の生薬安定供給を支える取り組みが進められています。夕張ツムラは、北海道で育てられた生薬を集め、乾燥・選別し、石岡センターへ送る国内調達の重要拠点です。現場を率いる夕張ツムラ社長の藤原は、社員や生産者と同じ目線で畑に立ち、当帰などの栽培拡大に挑んでいます。収穫量を高める工夫、病害虫対策、農家が安心して栽培できる仕組みづくり。生産者とともにつくり、ともに成長する。北の大地・夕張から、日本の漢方の新たな未来が始まっています。​

01-4

生薬栽培が地域を活性化~熊本あさぎり地域共創の最前線~

熊本県あさぎり町。廃校となった学び舎を拠点に、漢方製剤の原料となる生薬「柴胡」の栽培が広がっています。かつて5戸から始まった取り組みは、今では130戸を超える農家が参加する地域の新たな産業へと成長しました。機械の貸し出し、講習会など、初心者でも始めやすい支援体制が拡大を後押ししています。若手農家やベテラン農家、行政、研究機関、そしてツムラが連携し、薬となる作物をつくる責任と誇りを胸に、生薬栽培を通じた地域共創に挑む姿を描いています。​

02生薬の研究

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正しい生薬を​見極める目​~生薬選定・鑑定のプロフェッショナル~​

漢方製剤の原料となる生薬は、見た目が似ていても、正しい種類でなければ医薬品としての品質は保てません。この動画では、ツムラが「正しい生薬」をどう見極めているのかを追います。鍵となるのは、約5万点にのぼる標本、生育中の植物を見る目、生薬の形状・成分の確認、そしてDNA解析。植物分類学のプロを中心に、長年蓄積してきた実物の証拠と最先端技術を組み合わせ、100%の確かさを追い求める姿を描きます。一包の漢方薬の裏にある、品質への執念の物語です。​

02-2

生薬の未来を育てる~野生品の栽培化・育種に向き合う~

漢方製剤の需要が高まる中、自然由来の生薬を安定して増やすには、収量と成分を両立する栽培研究が欠かせません。茨城の栽培実験室や中国・盛実百草の室内ファームを舞台に、野生品の栽培化、組織培養によるクローン増殖、甘草の育種、試験農場での試験栽培に挑む研究者たちを追います。成果が出るまで10年、20年かかることもある地道な挑戦。それは、未来の患者様に高品質な漢方薬を届けるための「種をまく仕事」です。​

02-3

生薬品質のものさしを作る仕事~生薬の未科学に挑む研究者~

漢方薬の原料である生薬は、自然由来だからこそ、産地や気候によって品質が変動します。その品質を科学の力で支えるツムラ生薬研究所の仕事を追います。約40名の研究員が、成分を正確に測るための「標準物質」を自社でつくり、品質試験法を開発し、新たな産地や加工法の生薬が基準を満たすかを見極めています。経験や勘だけに頼らず、目に見えない成分変化をデータで捉え、漢方薬の安定した品質を守る。未知なる自然を科学し、未来の医療を支える研究者たちをご紹介します。​

02-4

第100巻を迎えた植物研究雑誌~牧野富太郎から引き継いだ植物研究~

1916年、植物学の父と呼ばれる牧野富太郎が創刊した「植物研究雑誌」。日本の植物分類学を支える貴重な専門誌でしたが、廃刊の危機に直面します。その窮地を救ったのが、ツムラ初代社長・津村重舎でした。品質の確かな漢方薬をつくるには、原料となる生薬を正しく見極め、基原植物を正確に分類する学問が欠かせない。そう考えた重舎は、植物学の発展を支えることが漢方の未来につながると信じ、雑誌を守りました。その志は100年以上を経た今も、植物研究雑誌とツムラの生薬研究、品質への姿勢に受け継がれています。​

03生薬の管理

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生薬選別の最後の砦~選別の匠とAIの挑戦~

漢方薬の品質を支える最後の砦。茨城県石岡センターでは一日約60トンもの生薬が集まり、厳しい基準で選別されています。現場には、30年以上にわたり選別一筋で「選別の匠」と呼ばれる社員がいます。数ミリの異物を一瞬で見抜く熟練の目。その領域に挑むのが、12台のカメラとAIを備えた自動選別装置です。AIが大量の異物を高速で弾き、人が最後の微妙な判断を担う。熟練の技と最新技術が共存し、患者様に安心できる漢方薬を届ける現場を描きます。​

03-2

確かな見る目が品質を守る~「目合わせ会」の挑戦~

漢方薬の原料となる生薬は、自然由来だからこそ、色や形、質感にばらつきがあります。その違いをどこまで良品とするのか。ツムラでは、中国・深圳津村、盛実百草、日本の石岡センターなどが同じ生薬を見ながら基準をそろえる「目合わせ会」を行っています。画面越しでは伝わらない質感、匂い、味、形の違いまで確認し、ベテランも若手も議論を重ねる。限られた資源を無駄にせず、農家の生活も守りながら、患者様に均質な漢方薬を届けるための品質管理の最前線を描いています。​

03-3

人の目と科学で均質な医薬品へ~欠かせない9つの関門~

自然由来の生薬を、均質な医薬品原料へ変える最前線が、茨城・石岡センターにあります。この動画では、生薬が工場へ送られる前に通過する「9つの関門」を追います。味や匂い、外観などを確かめる性状試験、顕微鏡による確認、微生物・残留農薬・重金属などの安全性試験、成分を測る理化学試験やHPLC分析。人の五感と科学の力を重ね、生薬の均質性、安全性、有効性を見極めていきます。ガラス張りの品質管理棟で働く人々の誇りが、漢方製剤の品質を支えています。​

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生薬品質の番人~石岡センターの果てなき挑戦~

茨城県石岡市にあるツムラ石岡センターは、国内外から1日約60トンの生薬を受け入れ、送り出します。漢方製剤の原料として均質化する品質の要です。15℃・湿度60%以下での保管、特注の空調設備、清潔性を高めるプラスチックパレットなど、細部まで品質を守る工夫が徹底されています。さらにRFIDによる参考品管理や、AIを活用した調合指示システムにより、熟練者の知見を次世代へ継承。自然物である生薬を、変わらぬ品質へ導く挑戦に迫ります。​

04漢方製剤の製造

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漢方製剤を​常に一定の品質に~製造現場のあくなき挑戦~​

医師の約8割が処方する漢方製剤。その一包一包が世に出るまでに、いくつの試験と人の判断が積み重なるか、ご存知でしょうか。静岡工場では十数項目の品質試験が行われ、社内基準は日本薬局方よりも厳しく設定されています。天然の生薬を相手に「均質性」を守り続けるその現場には、栽培・調達・検査に関わった全員の努力を絶対に無駄にしないという覚悟がありました。「家族にも飲ませられる薬を作っている」——その言葉に、ツムラの品質の本質が宿っています。​

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知らざれる​エキス顆粒の真実~こだわりはひと粒ひと粒まで~

漢方製剤の最終形態「エキス顆粒」。その小さな一粒に、どれほどの研究が詰まっているかご存知でしょうか。CMC開発研究所では、粉の特性を数値化するパウダーテスト、顆粒一粒一粒の硬さを測る圧壊強度測定、体内での溶け方を観察する崩壊・溶出試験、さらに「味」まで数値化する味認試験まで実施しています。「子どもでも飲みやすい漢方を届けたい」——100人超の研究チームの飽くなき挑戦に密着します。​

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ロボット活用で​より安定した供給へ​~漢方製剤の製造工程を紹介~​

葉、木の根、産地によっても形状が異なる119種類の生薬。熟練職人の感覚で行ってきた作業を、どうロボットに置き換えるのか。茨城・第3SD棟では、一種一種のパラメータをすべてデータ化するという前例のない挑戦が行われました。江戸時代から続く伝統製法を守りながら、年間1000トンのエキス粉末を生産する最新鋭工場。それでも中央監視室には人の目を離さない社員の姿がありました。「最終的な品質保証は、やはり人なんです」——その言葉が、自動化の本質を語っています。​

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品質のこだわりはパッケージにも​~すべては患者様のために~​

漢方薬の品質へのこだわりは、パッケージにも息づいています。静岡工場では、重量検査や1包ごとの内容確認、水没試験による密封確認、色調の微細な違いを見極める検査を実施。さらに分包のミシン目には製造ラインを特定できる情報が刻まれ、包装箱の製造番号からは生薬の産地まで追跡できる仕組みを構築しています。「品質は心」の言葉を工場全体で受け継ぎながら、患者さんへ安心を届けるために挑み続ける品質管理の全貌に迫ります。​

05漢方情報を届ける

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漢方が拓く​寄り添う医療​~漢方と医療現場をつなぐMRに密着~​

高崎営業所の若きMRのホープ。地域の内科から高度な不妊治療の現場まで足を運び、医師や患者様の声に耳を傾けます。現場で得た課題を持ち帰り、最新論文から古典の医学書まで必要な文献を探索。時には上司や先輩の知恵も借りながら、確かな情報を届けます。生薬の栽培・調達から製造そして患者様のもとへ。ツムラが積み重ねてきた品質と信頼の最後のバトンを担い、漢方を安全に役立ててもらうために走り続けるMRに密着しました。その先にあるのは、患者様一人ひとりの健やかな毎日です。​

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知られざる​漢方の最前線​~漢方マイスターが挑む新たな医療のカタチ~​

最先端医療の現場で医師と向き合う、ツムラ東京支店のMR。社内資格「ツムラ漢方マイスター」の豊富な知識を活かし、大学病院などで医師の疑問に応え、治療の新たな選択肢を提案します。入念な準備を重ね、科学的根拠に基づく情報を分かりやすく届ける一方、医師、薬剤師、看護師などが職種を超えて症例を共有する場もつくります。自社製品を紹介するだけではなく、医療従事者と最新の知見を分かち合い、ともに漢方の可能性を広げていく。現代医療の最前線を走る情熱的なMRの一日に密着しました。​

Quality Initiatives 品質への取り組み

  • 漢方製剤の均質性

    当社の漢方エキス製剤に関わるすべてのプロセスでの品質の追求が、天然物を原料とする漢方エキス製剤では難しいとされていた「均質性」を実現しています。

  • 生薬の産地

    当社は、日本・中国等の生産地から直接生薬を調達する仕組みを確立し、市場では生薬を購買していません。
    生薬の品質や安全性を保証するためには、産地や生産工程を明らかにする「漢方は畑から」というアプローチが必要であると考えています。