気候変動への対応

気候変動に対する認識

自然の恵みである生薬を原料として取り扱うツムラグループが持続的に成長するためには、自然環境の変化や危機に最も敏感であるべきと考えています。事業の根幹を成す豊かな自然環境を未来へつなげていくために、とりわけ気候変動と水リスクへの対応を重視しています。これらのリスクを低減すべく、カーボンニュートラルに向けた施策を推し進めるとともに、生薬栽培や生産技術分野における新技術の開発に注力しています。

目標と進捗結果

項目 進捗
(2023年度実績)
対象 2030年度目標
(基準年:2020年度)
 温室効果ガス排出量  基準年度比:6.3%削減
(Scope1,2)
50%削減
2050年度までに実質ゼロ
項目 進捗
(2023年度実績)
対象 2022年度~2024年度目標
(基準年:前年度比)
エネルギー使用量原単位* 2021年度比:9.5%削減 1%削減

◎・・・ツムラグループ全体
* エネルギー使用量原単位=エネルギー使用量(GJ)/医薬品エキス顆粒生産量(t)

主な取り組み

2023年度はオフサイトPPAの導入や、各拠点での太陽光発電の順次導入に加え、新たに建設中の静岡工場の排水処理施設で水力発電の仕組みを取り入れるなど、目標達成への道筋を付けました。

  • 静岡工場のソーラーパネル
  • 茨城工場のソーラーカーポート

環境パフォーマンスデータ

TCFD提言に基づく情報開示

ツムラグループは、パーパス「一人ひとりの、生きるに、活きる。」、経営理念「自然と健康を科学する」を掲げ、自然の恵みである生薬を原料とした事業展開を通じて、一人ひとりの健康に寄り添い、人と社会、および自然環境が調和を保ち健やかに巡る、地球全体のwell-beingに貢献していきたいと考えています。その実現のためには、事業の根幹を成す豊かな自然環境を未来へつなげなければなりません。自然資本と気候変動は密接で不可分な関係であり、生物多様性をはじめとした自然資本の保全・回復や、脱炭素等の気候変動対応は、必要不可欠であると認識しています。私たちは、TNFDとTCFDの提言に基づき、以下の枠組みのもと、情報を開示いたします。

TNFD TCFD
序論(フレームワークへの対応) 1. TNFD/TCFD提言に基づく情報開示
ガバナンス
リスク管理
戦略 2. TNFDの戦略と指標・目標 3. TCFDの戦略と指標・目標
指標と目標
  • 2024年6月提出の有価証券報告書(第88期)の開示以降、TNFD提言に基づく情報開示を行うにあたり、本ページ(TCFD)の内容を更新しています。

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