国際開発

漢方製剤の国際展開を目指し、米国などで研究開発を行います。漢方の価値を国際基準のエビデンスで証明する業務に携わります。

業務内容

昨今では伝統医学の有用性が見直され、また米国規制当局によって植物製剤に特化した医薬品開発ガイダンスが公表されるなど、天然物由来の医薬品へのニーズが世界的に高まっています。そこで国際開発に関する部門では「日本独自の医療用漢方製剤で世界の患者さまの医療に貢献する」という目標を掲げ、米国などの海外拠点で研究開発を行っています。
具体的な業務としては、漢方薬の価値を国際基準のエビデンスで証明する必要があるため、海外での臨床試験の遂行や国内での開発データの取得に向け、漢方製剤の特徴や各国の医療ニーズ、薬事規制を理解し、計画に基づき、部門の横断的な連携や国内外の医師との調整、海外規制当局の対応を含む渉外業務などを行っています。

1日のスケジュール

  • 09:00

    出社

    メールおよび研究開発国等における最新の薬事規制情報を確認します。重要な情報については、関係者への情報配信だけでなく勉強会を開催し、情報周知を図ります。

  • 10:00

    国際開発プロジェクト会議

    部門横断的な国際開発プロジェクトメンバーによる会議の進行を担当します。本会議では、プロジェクト全体に係る戦略立案や進捗確認が行われます。

  • 11:00

    業務調整

    次回の会議調整、進捗管理、議事録作成などを行います。部門間の連携を図るため、取り決め事項を迅速に共有することが重要です。

  • 12:00

    昼食

    出勤時には近隣のお店にランチに行きます。様々なジャンルのお店があるので、その日の気分に合うお店を見つけることが楽しみの一つです。

  • 13:00

    国内及び海外KOLとの面談(オンラインまたは対面)

    国内及び海外Key Opinion Leader(KOL)の先生方に試験の進捗報告や相談を行います。海外KOLとの面談は、英語によるコミュニケーション力を発揮する機会になります。

  • 14:00

    本部内会議

    国際開発プロジェクト会議で決定した方向性に基づき、具体化に向け本部内で議論します。本部員全員がお互いを尊重し、積極的に意見を出し合う場となっており、チームとしての一体感を感じられる充実した時間でもあります。

  • 15:00

    社内勉強会

    本部内や関連部門における勉強会に参加し、漢方薬に関する医療ニーズを把握します。また薬事情報や最前線の研究について学ぶことで専門性を高めています。

  • 16:00

    試験関連資料作成

    関連部門との調整事項に基づき、海外規制当局に提出する薬事関連の申請資料や試験促進資材などを作成します。規制当局や医療従事者と円滑なコミュニケーションを図るためのツールであり、専門スキルや経験を活かし、同制作には様々な創意工夫をしています。

  • 17:45

    退社

部門責任者からのメッセージ

求めるスキルについて

医療用漢方製剤の国際開発は、当社にとって前例のない挑戦です。そのため、当本部の活動目的に共感できることに加え、未経験の業務に探求心を持ち意欲的に挑戦する姿勢が重要となります。また、社内外を問わず、さまざまな関係者と連携しながら業務を進めていくことが多いため、コミュニケーション力や調整能力、英語力を強化していく必要があります。医薬品の開発、または販売に関する事業開発や薬事申請の経験・スキルがある場合には、即戦力としての活躍が期待されます。

キャリアプランについて

まずは業務経験を積みながら、医薬品開発に関する専門スキルを習得していきます。専門性を広げていく中で、海外の最前線の現場で臨床試験を遂行します。また国内では社内外の多くの関係者と連携し、計画を遂行します。さらに管理職になると、新たなニーズを発掘し、研究開発計画の立案や、複数試験が適切に遂行されるよう組織を運営します。国際開発に携わった経験を活かし、国内の研究開発部門などで活躍することも期待されます。

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