研究(臨床)

新たなエビデンスの創出に向けた研究や、バイオマーカー、漢方診断サポートシステム構築の研究開発などに取り組んでいます。

業務内容

ツムラ漢方研究所では「医療用漢方薬の標準治療拡大」を進めるための研究を行っています。具体的には、当社が重点領域として定めている「がん支持療法・消化器疾患、高齢者疾患(認知症、フレイル、循環器)、女性疾患」を中心に、エビデンスの創出、診療ガイドライン掲載につなげることを目標とし、研究に取り組んでいます。当研究所では、新たなエビデンスの創出につなげるため、これまでさまざまな論文掲載を通じ、診療ガイドラインの一次選択薬として認知される領域も増えてきました。「漢方薬の価値向上」に携わることができるのは、ツムラの研究者ならではのやりがいだと感じています。
ツムラ先端技術研究所では「未病・個別化医療への挑戦」に関する分野の研究を行っています。具体的には、未病の科学化および個別化医療の確立を目的としたバイオマーカーや漢方診断サポートシステム構築の研究開発業務に取り組んでいます。前例のないことへの挑戦も多く、成果を得るまでには困難も伴いますが、科学的エビデンスの創出から開発、社会実装へと、未病や治療の研究開発を社会に役立てるためのさまざまな取り組みに関わることができ、やりがいに感じています。研究開発業務の中で、新しい知識や技術の習得を進め、自身が持つ専門性や経験を役立てていくことが、未病・個別化医療に対する、新しい価値の創造につながっていきます。

1日のスケジュール

  • 09:00

    出社

    1日のToDoの確認とメールチェックを行います。その後はメンバーでトピックスの共有や新着論文の確認などを行います。

  • 10:00

    情報収集・資料作成

    研究立案のために論文を読み、情報収集を行うほか、部内で会議を行います。また、契約書の調整や各種資料作成もしています。面談がある日はチームメンバーと内容の最終調整をします。

  • 12:00

    昼食

  • 14:00

    移動

    訪問先に移動します。施設が遠方の場合は、飛行機で移動する場合もあります。

  • 15:00

    共同研究先と面談

    研究段階により内容は異なりますが、研究プロトコルや研究参加者、副作用、論文作成など多岐にわたる事項についてディスカッションを行います。また、医師だけでなくコーディネーターの方等様々な業者の方とも打ち合わせを行います。

  • 16:00

    打ち合わせ

    面談終了後は帰社し、内容の確認と報告書の作成等を行います。また、次回面談のために論文を読んだり、法規を確認したりしてスムーズに研究が進むよう準備します。統計部門とのディスカッションや営業資材作成部門と打ち合わせを行うこともあります。

  • 17:45

    退社

部門責任者からのメッセージ

求めるスキルについて

ツムラ漢方研究所では、医学系研究者と議論する場面も多くあるため、薬学などに関する理系知識を持ち、社交的で素直な人財を求めています。
ツムラ先端技術研究所では、前例のない取り組みに積極的に挑戦したいという熱意を持つ人財を求めています。その他、自身の強みを活かし、他のメンバーと協力してチームで業務に取り組めるスキルや、医学・薬学・データサイエンスを持つ人財が望ましいです。

キャリアプランについて

ツムラ漢方研究所では、重点領域の知識や研究関連法規を習得し、漢方薬の効果が得やすい患者背景(レスポンダー)を探索しながら臨床研究のエキスパートもしくはマネジメントを行うキャリアなどが想定されます。私たちが掲げている「医療用漢方薬の標準治療拡大」を実現するためには、漢方薬の有用率をあげることが重要です。そのためには、レスポンダーを明確にすることが望まれます。業務遂行の考え方として、患者さまの背景を知る必要があり、さまざまなマーカーを探索する能力が求められます。培った能力やスキルを活かして研究に取り組むことが、漢方薬の認知度向上につながっていきます。
ツムラ先端技術研究所では、未病や個別化医療の研究開発業務に取り組みながら知識や技術を習得し、臨床研究開発のエキスパートを目指す選択肢の他、マネジメントを行うキャリアなどが想定されます。具体的には「未病の科学化」や「漢方医療の個別化」に関わる臨床研究のエキスパートとして、漢方のレスポンダーの解明や未病有効性のエビデンス創出、人財育成に携わることができます。また、各領域での研鑽を積み、研究開発から社会実装までのマネジメントを担う人財としての活躍も期待されます。

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インタビュー

INTERVIEW #08

ダイレクトに患者様の役に立てる臨床研究という道。

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