生産(品質管理)

製品品質の管理を行います。品質試験の実施・管理に加え、漢方製剤の製造が適切に実施されていることを保証する業務です。

業務内容

製造所(工場)の品質管理に関する業務としては、原料の入り口から製品の出口までの様々な場面で、製品品質に関わる業務が挙げられます。具体的には、①さまざまな品質試験(Quality Control)の実施。②製造および試験が適切に実施されていることを保証(Quality Assurance)する業務。③供給者(Supplier)を品質および契約の観点で管理する業務。④新たな構造設備や新技術を開発した部門から工場などへの移転(Transfer)をレギュレーションの観点で確認し、技術移転を円滑化する業務。といった大きく分けて4つの機能を業務として取り組んでいます。品質管理はルーティーン業務と思われがちですが、専門的な内容も多く、毎日がチャレンジの連続です。データと事象から、次の展開を模索する“頭脳集団”を目指す、刺激的でやりがいのある仕事です。

1日のスケジュール

  • 08:30

    出社

    朝礼には課員全員が参加し、各工程で発生したトラブルの共有や、出荷のスケジュール確認を行います。朝礼終了後、一日のスケジュールを確認し、メールやチャットの確認・返信を行います。

  • 09:00

    チームミーティング

    漢方製剤が出来上がるまで様々な工程があります。切裁、秤量・調合工程、エキス粉末製造工程、エキス顆粒製造工程、医療用包装表示工程など、それぞれの工程に品質保証課の担当がついています。ミーティングでは、それぞれの工程で発覚した問題点などを共有し、解決策や方針を話し合います。

  • 11:00

    監査対応の準備

    一つに、県や製造販売業者(ツムラではGQP課)からの監査対応があります。監査のスケジュール調整や回答者設定、発生した逸脱、変更等のリスト準備、必要書類の準備などを事前に行い、万全の態勢で監査に臨みます。

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    課内教育

    品質保証課の重要な業務の社員のスキルアップを図るため、医薬品の製造において遵守するGMP知識や、社会人として必要なビジネススキル等をテーマとして、月に1回程度、教育会が開催されます。講師を担当した課員が情報収集・準備を行い、他の課員に向けて教育を行います。

  • 14:00

    現場での記録レビュー、変更管理等の調整

    製造現場に赴き、製造記録や点検記録等の照査を行います。また、製造設備の更新や新規導入、作業手順の改訂の際は、変更管理にて製品品質に及ぼすリスクの特定や必要な変更作業の洗い出しを行い、不備がないよう調整します。

  • 15:00

    トラブル対応

    医薬品の製造では、承認書通りの製品を製造するため、製造標準や作業手順が定められています。製造設備のトラブル等で、手順通りに生産が行えなかった場合や、定められた基準から外れた場合、逸脱管理で事象の大きさや製品品質への影響を評価する必要があります。

  • 17:15

    退社

部門責任者からのメッセージ

求めるスキルについて

薬学や化学の専門知識を有している人財が求められます。医薬品の製造工場では患者さまが服用する薬を製造しているため、さまざまな場面で厳しい管理が要求されます。その管理の根幹がGMP(Good Manufacturing Practice)です。GMPの内容や考え方については、入社後、教育プログラムにて学んでいただきます。患者さまを思う気持ち、素直な心、モノづくりに対する情熱と、自身の向上心を持ち合わせた人財を期待しています。

キャリアプランについて

私たちが所属している品質管理部では、上記の業務内容に記載した4つの機能を担っています。業務を通じて獲得できるスキル・キャリアとしては、多岐にわたる試験検査(化学実験)を極めることや、GMPの知識を広く、深く吸収し、その知識を活かすことが挙げられます。また、品質管理のイメージからは想像しにくい、新技術分野への対応として、建築・設備設計にGMPの視点で関わることや、当社製品を形作るさまざまな資材や、原料メーカーとの交渉など、キャリア形成はGMPの知識とともに広がっていきます。

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インタビュー

INTERVIEW #05

品質を守ることは患者様と漢方文化 両方を守ること。

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