TNFD/TCFD提言に基づく統合的な情報開示

ツムラグループは、パーパス「一人ひとりの、生きるに、活きる。」、経営理念「自然と健康を科学する」を掲げ、自然の恵みである生薬を原料とした事業展開を通じて、一人ひとりの健康に寄り添い、人と社会、および自然環境が調和を保ち健やかに巡る、地球全体のwell-beingに貢献していきたいと考えています。その実現のためには、事業の根幹を成す豊かな自然環境を未来へつなげなければなりません。
私たちは、社会との共通価値を創造するために、7つの資本を源泉として、理念に基づく経営を実施しています。その中でも、事業の柱となる漢方事業に欠かせない生薬は自然資本そのものです。そのため、生物多様性をはじめとした自然資本の保全・回復や、脱炭素等の気候変動対応は必要不可欠であると認識しており、関連する取り組みを積極的かつ継続的に進めています。開示については、TCFDやTNFD提言のフレームワークに基づき、それぞれ2021年度および2024年度に開始しました。

<ツムラグループの7つの資本>

自然資本と気候変動は密接で不可分な関係であり、TNFDの最終提言書においても、自然関連開示と気候関連開示の統合の重要性について明記されています。こうした背景から、今回の開示では下図の通り、「ガバナンス」、「リスクと影響の管理」、「戦略」の一部および「指標と目標」に関し、自然関連課題・気候関連課題の統合的な分析・開示を進めました。

関連ページ

サステナビリティSustainability