天然物由来の高品質な医薬品・製商品へのアクセス拡大・向上の取り組み
基本的な考え方
企業使命「漢方医学と西洋医学の融合により世界で類のない最高の医療提供に貢献します」を果たすべく、天然物由来の高品質な医薬品・製商品へのアクセス拡大・向上に取り組みます。
漢方製剤は天然物由来の医薬品で、複数の生薬で構成されていることから、数千種類もの低含量成分を有する多成分系複合製剤であり、合成薬とは異なり、病名ではなく複数の症状に対応する適応症となっています。漢方製剤が標準治療の手段として選択される機会を増やすため、有効性・安全性を示すエビデンスを集積し、診療ガイドラインへの収載数の拡大や推奨度の向上に取り組んでいます。日本の喫緊の社会課題である高齢者、がん(支持療法)、女性関連を重点領域として設定し、新たな疾患の症状に対応すべく漢方製剤の作用機序の解明とエビデンス構築を進めています。
また、患者様がどの医療機関・診療科においても一人ひとりに合った漢方治療が受けられる状態を実現すべく、卒前・卒直後・卒後の一貫した漢方医学教育への支援に注力するとともに、漢方製剤を処方する医師数の増加に向けて、医療関係者への適正な情報提供活動を推進し「診療領域基本処方すべてを漢方医学に基づき処方する医師」を臨床医全体の50%以上を占める状態を目指し、漢方治療の標準化を進めていきます。
また、デジタルや最先端技術で漢方バリューチェーンを改革し、高品質な医薬品を持続的かつ安定的に供給する体制整備に努めるとともに、そのノウハウをグローバルな視点で活用していきます。
具体的な取り組み
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中期経営計画における戦略課題
中期経営計画 -
漢方バリューチェーンにより事業活動の川上から川下までを一貫的に管理し高品質な漢方製剤を安定供給
漢方の「品質」が患者さまに届くまで