株式会社ツムラ(本社:東京、社長:風間八左衛門)は、医薬品の新たな物流拠点として「西日本物流センター」を兵庫県加西市に建設することを決定し、本日、兵庫県土地開発公社と合意書を交わしました。
当社の医療用医薬品の販売数量は増加傾向にあり、現在の物流体制では出荷能力を越える可能性があり、また、静岡県所在の静岡配送センターの場合、立地条件から西日本エリアへの納品に時間がかかるというサービス面での課題がありました。
当社は、医療用医薬品の販売数量増加への対応、納品までの時間短縮、自然災害を考慮した集積地のリスク分散、製品の保管・出荷品質の向上などを目的として、関西・中国エリアを中心に候補地を選考してきた結果、兵庫県加西市網引町加西南産業団地が最適であるとの結論に至りました。
西日本物流センターは、兵庫県「産業集積条例」に基づく産業集積促進地区への立地第一号になり、着工は平成15年2月、竣工は平成16年3月を予定しています。
加西南産業団地は、山陽自動車道・加古川北IC、中国自動車道・加西ICから至近距離にあり、高速道路のネットワークが充実し、京阪神へのアクセスにも優れた場所です。当地に物流センターを建設することで、24時間以内に配送可能な地域が福岡県、佐賀県にまで広がり、さらに、大阪地区へは当日配送も可能となります。
なお、富山県、岐阜県および愛知県以西を西日本物流センターが、それ以外の地域を茨城県稲敷郡に所在の茨城配送センターが担当します。
当社は、生命関連商品である医薬品の安定供給体制を一層充実させ、物流業務のさらなる効率化を推進していきます。
●西日本物流センター 概要
目 的
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①医療用医薬品の販売数量増加への対応
④製品の保管・出荷品質の向上②納品までの時間短縮 ③自然災害を考慮した集積地のリスク分散 |
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所 在 地
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兵庫県加西市網引町加西南産業団地 |
面 積
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・敷地面積:約15,000平方メートル(約4,000坪)
・建築面積:約11,000平方メートル(約3,300坪) |
業務内容
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医薬品(医療用および一般用)の在庫、出庫等の物流管理 |
総 工 費
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約20億円 |
今後の予定
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着工:平成15年2月
竣工:平成16年3月 |